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科学的な筋トレで最終進化系をめざす

外出自粛でジムにも行かず、運動不足におちいって、ますます筋肉量が低下すると、太りやすい体質になります。

太りにくい体とは基礎代謝量を増やすこと、ようするに筋肉をつけることで動かなくても消費してくれるカロリーが増えるということです。

ジムに行けない時は軽い重りや自重でトレーニングを複数回すると効果的です。でも重いバーベルがないと筋肉が肥大しないのではないのか?

いやいや、重量では決まるわけではないのです。

筋肥大とは総負荷量できまるのです。

バーベルの重量 × 回数 × セット数

これで筋肥大量が決まるということです。

2019年のカナダの研究によると筋トレの経験者を2つのグループに分け1回持ち上げるのが限度な重り100%を使ってAグループは90%、Bグループは30%の重りで疲労困憊になるまでトレーニングをしたところ

Aグループは5回で終わったのに対してBグループは24回もできたらしいのです。さらに興味深いのは筋肉の構成量や筋肥大について比較したところBグループの方が高いという結果になったのです。

この時の総負荷量を比較するとAグループが710kg、Bグループが1,073kgということで回数を重ねて総負荷量を稼ぐ方が筋トレの効果があるという結果になったのです。

だからこそ、ジムにいけなくても腕立て伏せなどの回数を増やし総負荷量を上げてトレーニングすると良いです。

スクリーンショット (510)

ぼくは10ヶ月で、体重70kg→57.4kgになりました。

総負荷量を意識して腕立て50回、スクワット50回をシンプルに毎日かかさずにやった結果です。

腕立て伏せで例えると伸ばした時が0°だとすると顔が床に着くくらいが120°です。

・フルレンジが0°~120°
・パーシャルレンジ40°~100°

もっとも力を出せるのが60°のあたりなのでつい楽をしようとしてパーシャルレンジでトレーニングしようとします。

筋肥大の効果を高めるならぜひフルレンジでトレーニングすることをおすすめします。

なぜなら、レンジが長くなる分総負荷量が大きくなるからです。

これは2013年のデンマークの研究でフルレンジの方がパーシャルレンジより筋肥大の効果が高いという結果が出ています。

スクワットや腕立て、腹筋などは可動域フルレンジ0°~120°にすることを意識しながら筋トレをしてみましょう。


食事について

筋肉を作るのはご存じの通りタンパク質です。タンパク質をとらずにトレーニングしても筋タンパク質の合成量は増えない、筋肉は大きくならないのです。

空腹で血中のアミノ酸濃度が低下すると筋肉そのものが分解してアミノ酸を作り出すので逆に筋肉が小さくなってしまいます。

当然、空腹でトレーニングしてその後タンパク質を摂取しないと筋肉は合成されません。逆にアミノ酸は筋肉からどんどん分解して出ていきます。

筋トレ+タンパク質摂取(24Hで体重×1.62gのタンパク質を摂取)

必須アミノ酸のバランスがよい肉、卵、大豆を必ず食べてください。

体内で作ることができない必須アミノ酸は9種類。

この9種類すべてが揃わないと筋肉は合成されないということです。

そして肉、卵、大豆には9種類すべてがそろっているという訳です。

肉はなんでもよいのですが赤身の肉(牛、豚)などを食べ過ぎると腎臓にダメージを与える可能性があるらしいです。安全なのは、魚、鶏肉、卵、大豆です。

まとめると
・筋肥大は総負荷量で決まる
・フルレンジの筋トレをして総負荷量を稼ぐ
・タンパク質(肉、卵、大豆)を摂取する

毎日コツコツやってください。

筋肉は裏切らない。

かならず成果はでます。


ぼくの記事は無料です。有益だと思っていただいたらサポートいただけますと嬉しいのね。当院では月に1度来院したこどもたちに歯ブラシを配っていて、サポート収益はその購入代金に全額あてているよ。お母さんもとても喜んでいるし、それを心待ちにしている子どもたちもたくさんいるのね。