医師とのコミュニケーション 〜急性期病院編〜

「先生」と呼ばれる職業の方へは、なんか遠慮してしまう人が大多数だと思います。
我が家もご多分に漏れず先生=医師には遠慮しまくりでした💦
こちらは常に遠慮しまくりではあるものの、相手の反応は様々。大病院の先生でも、決して偉ぶることなく患者とその家族に寄り添ってくださる先生もいらっしゃいました。

特に印象深かったのは、退院前までお世話になった急性期病院の医師と、在宅看取りをしてくださった医師です。

リハビリ病院で繰り返す誤嚥性肺炎にサジを投げられ、提携する保険病院にバトンタッチ。もう老衰の段階なので看取りをしてくれる病院を探すように言われたのが、4月頃でした。
まだ何か打てる手があるのではないか?という家族の想いを受け止めてくださったのは、10年以上お世話になってきた急性期病院の医師でした。家族としては、延命をしたいというより、その諦め方なんか違いますよね?という違和感だったと思います。
母と2人で病院へ伺い、外来の予約枠で相談に乗っていただきました。延命寄りの積極的治療というより、一旦体勢をしっかりと整えてから最善策やオプションを検討したいと伝えました。
医師もこちらの想いをよく汲み取ってくださり、力になりましょう!と言っていただいた時の安堵は忘れられません。
緊急事態宣言下で急性期病院としての役割もある中、こちらとしても最もお願いし難い状況でした。しかも、誤嚥性肺炎真っ只中という患者を受け入れる病院の勇気にただただ感謝しかありませんでした。
その後の入院中もいつもこちらの相談に真摯に向き合ってくださり、一緒に悩み考える姿勢に医師としてはもちろん、人としてもファンになったのでした。

改めて、虎の門病院 藤谷医師をはじめ、父を担当してくださった12階北病棟の宇田川チーフ率いる看護師の皆さまに深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました‼️





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