見出し画像

素直に「好き」と伝えて何が悪い

彼氏にはなるべく「好き」と伝えている。

友人にも「そういうところ良いよね」とか、「そういうとこ最高!好き!」とかちゃんと伝える。

昔はそういう表現が照れ臭くて苦手だったけれど、

大人になってからは、好意を伝えることで色んなことが上手くいくと知ったし、私には向いていると思うようになった。

よく見る恋愛コラムでは、「女性はしっかり好意を伝えず少し思わせぶりなくらいが良い」とか「追われる女になれ」とか書かれていて、好意を伝えることに否定的な記事も見受けられるけど、

果たしてそれは正解なのだろうか??

私的には不正解。というより、人とどんな関係を築きたいかによる。

好意を伝えることで、私の世界はよっぽど生きやすくて気持ち良いものになった。




友人に好意を伝えるのは簡単だった。

基本的には好きな人としかつるめない性格だし、友人の良いところを見つけるのも得意で、人の良い面ばかり見てしまうところがあったから。

「あなたのそういうところ面白いよね!」「そこが良いところなのに。」

そう伝えるだけで友人たちは皆喜んでくれるし、素直に客観的な長所を伝えるだけでニコニコしてもらえる訳だから、悪いこと無しで何もかもハナマル。

もちろんその分悪いと思うところも伝えていたけど、長所を好きだと伝えることは、相手との関係をとても良くするものだと自然に刷り込まれていった。


難しかったのは恋愛の方。

人と付き合うことがご無沙汰だったからこそ、彼と付き合い始めた頃は好意をどのくらい伝えるべきか、恥ずかしさもあいまって割と迷っていた。

恋愛コラムを自然と頻繁に読んでしまっていたのが良くなかった。好意を伝えること自体があまり良くないのかも?という謎の思い込みも有り。

そんな風にフワフワと迷いながら付き合っている中で、先に「好きだよ」と言ってくれたのは彼だった。

私のことが好きだということは、そりゃあ付き合っていたのだから知っていたけれど、

こうして「好き」と伝えてもらった時の、心からの幸福感や安心感といったら無かった。


「減るものでも無いのに、どうして躊躇って伝えなかったんだろう?

私は、駆け引きし合うような恋愛がしたかったわけじゃ無い。

安心できる、穏やかで優しい恋愛がしたかったんだ。」

そんな当たり前のことに、ようやく気づけたのだった。




その後の私は、好意を伝える事で他人との生きる環境を整えてきたし、彼との関係も構築してきた。

もちろん「男の本能をくすぐる」的な意味で言えば好き好き言うのはあまり良くないのかもしれないけれど、

やはり私は追いかけられる恋愛がしたいわけではないし、「男の本能」をくすぐるのは好意を伝える伝えないのところで構築する必要はないと思っている。

「好き」と伝える事で離れていったり、そっけなくされるような恋愛はそもそも私の求めているものでは無いし、

どれだけ好意を伝えても油断したり余裕をかましたりせずに、きちんと大切にしてくれる彼に対しては安心感と感謝も持てる。


恋愛以外の人間関係でも、好意を伝えることでわかることが増えてきた。

好意を伝えることでナメてくる人、私を都合よく使おうとする人は少なからず存在していて、

そういう人を見極めて避けることが出来るようになった。

素直に好意を伝える私を雑に扱う人なんて、まともに相手にする必要ない。

そうやって、自分を強く持てるようになった。



そんなこんなで、好意を伝えて何が悪い??

好きな人にほど素直に好意を伝えた方が良い。

その方が、きっと身の回りが豊かになる。




#日記 #コラム #エッセイ #恋愛 #カップル  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?