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対話と報告

voicyで以下の話を聴いていて気が付いた、対話と報告の違いについて。

対話の力とはその人の魅力を知る力
志村季世恵さん③ by芳麗さん

https://voicy.jp/channel/1419/207122

志村季世恵さんは、バースセラピストでありダイアログ・イン・ザ・ダークの総合プロデューサーを務める方。

幼少期、家族との対話をたくさん経験し、対話の重要さを実感している志村さんがプロデュースされるダイアログ・イン・ザ・ダークでは、純度100%の暗闇の中、複数名で対話(ダイアログ)をしながら互換を使ったレクリエーションをするそうです。

そこにある時、そこに声の出せない方が参加された、暗闇により視覚は使えない、そして声も出せない…その回の参加者たちはどうやったら対話ができるのか自分たちでアイディアを出し、「楽しかったら口笛を吹いて!」「困ったときは手を叩こう!」など対話の方法を決め、無事にダイアログ・イン・ザ・ダークを楽しんだそうです。

このお話を聞いて、考えた対話と報告の違いについて。
今日は考えてみたいと思います。

1.対話とは何か

対話…向いあって話すこと

向かい合う、とは体の向きだけでなく、心が向かい合う、思考を理解しあうなども含まれるようです。上記の志村さんのお話を聞いていて、加えて考えたのは、対話とはお互いの個性や特徴を尊重しあい、お互いに「どういうフォーマットが適切なのか(お互いにとって伝わりやすいのか)」そこから一緒に考えていくことなのではないかなと思いました。

2.報告だけでは信頼関係は築けない

私たちが日常的に多くしているコミュニケーションに「報告」もあります。
結論から話し、端的に、事実と主観を分けて話す。
素早く判断をし、過不足なく判断材料を把握するには、このフォーマットが適しているので、「こういう話し方で話してね」と習った方も多いかと思います。

しかし、これは対話とは違うということを、特に聴いている側は理解していないなと思いました。
報告は報告される側が一方的にフォーマットを決めており、そこには報告する側の伝えたいことが抜けている可能性があります。

コミュニケーションコストは高いかもしれませんが、
対話は伝える側が「伝えたい方法で伝えることができる=向き合ってもらっている感を感じる」という点で、報告とは大きく違うのだと思います。

判断をしたいときは「報告」をもらう。
相手を理解したい、相手との関係をよくしたいときは「対話」をする。

私も場面に応じて使い分けていきたいなと思います。

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