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オーウェル『1984』書評~ビッグブラザーから導き出す希望

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オーウェルの名著『1984』の4回・12章に渡るブックレビュー。権威主義が永続化する未来を洞察した著者の読み切れなかった点、また私なりの希望を書きました。読んだ方も読んでいない方…
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希望は崩壊をはらむ自然の営みと人類の性善説にあり~『1984』書評④

10:富の独占と教育不均衡がもたらす権力保持 『1984』における唯一の救いはプロ―ルの存在だ…

ユマケン
2年前
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オーウェルの読み違い:強い生権力と性悪説~『1984』書評③

7:暴力からの自由 『1984』のディストピアは現実の1984年よりも、さらに先にある2020年代の現…

ユマケン
2年前
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現状維持を図る二重思考と暴力を介した生権力~『1984』書評➁

3:『1984』の世界観メモ 『1984』の世界観をシンプルにまとめたい。しかしオーウェル自身の意…

ユマケン
2年前
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権威主義の永続を阻む自然の外圧と人類の性善説~『1984』書評➀

 ジョージ・オーウェルの『1984』は1984年よりもはるか先にある今を大きく照らし出す光である…

ユマケン
2年前
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