神社アベニュ_

神社って・・・。

日本で生まれ日本で育った私たち日本人にとって、それはとても身近な存在です。でも、いまひとつピンときません。

幼い頃は、近所の子供たちと一緒に草野球をしたり缶けりして遊んだ場所。おおみそかの夜には「ゆく年くる年」を見たあと、父親に連れられて神社におもむき、午前0時を迎えて「初詣」をした場所でもあります。夜通し焚かれるお焚きあげの火にあたりながら、ご近所さんが居合わせれば「あけましておめでとうございます」と挨拶したり、ミカンをくべて焼きミカンを食べている知らないおばさんが「食べる?」と子供たちに配ったり。焼きミカンは正直、そんなにおいしいと思った記憶はないですね。

大阪・枚方市にある片埜神社(かたのじんじゃ)の神職に嫁いだ岡田桃子さんはその著『神社若奥日記―鳥居をくぐれば別世界』(祥伝社黄金文庫)の冒頭で神社についてこう書いています。

「清く正しく神聖なところ。粋でいなせでお目出度いところ。夜は、お化けが出そうな恐いところ。私が以前、神社に抱いていたのは、こんな漠然としたイメージ」

私もそうだし大多数の日本人にとって、神社のイメージはこんなもんではないでしょうか。

こんな典型的日本人の20.315ですが、身近な名もない神社からブランド神社までいろんな神社を巡ってみたいと思います。神社の紹介と神社に関する周辺の情報について、できるだけわかりやすく綴っていきます。

※写真は近所の国道から見上げた空。夕立の雨が去り、晴れ間が広がる様子。暗い雲は神様の畏れを表し、眩しい光の筋は神々しく晴れやかな陽で日本を照らしているかのように感じました。この対比が、まさしく日本の神様を表現しているのかもしれない、と思います。

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