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#詩のようなもの
あなたはわたしのこころのさくら
あなたにあいたい
あやまりたいのに
あなたをひどくきずつけた
あなたもわたしをきずつけた
あなたがたいせつなのはまちがいないのに
あなたはそっぽをむいている
あなたはかわいくてかわいくて
あなたのかみはいつもさくらのにおいがほのかにかおった
あなたをうんだ
あのひのきおくををおもいだす
あなたがうまれたやよいのつきのさくらのかいかせんげんのひに
あなたをはじめてだきあげたとき
孔雀の花火 フェイジョア
フェイジョアが咲いている
懐かしい 懐かしい花が咲いていたその病院の植え込みに近寄る
針を刺した乳房から滲んだ血の色に似てるなとギュッと痛む胸を押さえた
庭の真ん中に植えられていたフェイジョアの木に花が咲いているのを見つけた子供の時の心を思い出した
果実は緑色だったはずなんだけどとフェイジョアを植えてくれた父親を思い出したら痛む胸が余計にチクリと痛んだ
フェイジョアもさくらんぼも桃