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ドラマと映画の話

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日本や映画のドラマ、映画を観て感じたこと、思ったことを。
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2020年4月の記事一覧

わかっているから変えられないこと。

わかっているから変えられないこと。

長くやっているからこそ、
自分がそれに秀でているという自覚があるからこそ
変えられないことがあって。

「いだてん」の中で、
肋木を日本に取り入れた永井道明という人がいて。
彼は、日本の体育教育は50年以上世界に遅れていて、
だからこそ世界基準に進化するために、
肋木とスウェーデン体操が必要と考えていた。

過激というか、愚直というか、
長年そこに力を入れていた。

けれど、日本にとって2度目のオ

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どんな時でも幸せがつくれること。

どんな時でも幸せがつくれること。

世界がどんな状況であれ
自分で自分の世界をつくりあげていこうと思う。

「野ブタをプロデュース。」の再放送を観ていて。

いじめっ子たちから追いかけられていた堀北真希が、本屋に逃げ込む。

「全然違う世界に来たみたい。」

と、言った彼女に、
店主である忌野清志郎が
「あたしのつくりあげた世界」
と、返していて。

その本屋は、
「美男美女以外立ち読みお断り」
だし、
「ケバい女は消えろ」
だし。

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「こいつらが大きくなった時、幸せだといいな。」

「こいつらが大きくなった時、幸せだといいな。」

働く意味は、人の数だけある。

ただひたすらに、
自分の理想のために働くこともあれば、
生活を守るために
働くこともある。

「アンナチュラル」を観ていて。

ブラック企業で働き詰めの父が
子供の寝顔を見ながら、

「幸せだといいな。こいつらが大きくなった時、幸せだといいな。」

と、楽しそうに
幸せそうに言う場面があった。

守る存在がいて、
その未来を守るために働くことは尊い。

目の前の労働

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異常が日常になるまでに何があるのか。

異常が日常になるまでに何があるのか。

コロナウイルスが蔓延し、
世界中が非常事態になっている中、
ふと、「天気の子」の結末を思い出した。

「天気の子」の世界では、
東京に何日も何日も雨が降り続く、という異常気象が起こっていた。

それを止めるためには、
ヒロインの女の子が、人柱にならなければいけないのだけど、
主人公の男の子は、
その女の子を助けた。

結果、東京は雨が降り止むことはなく、
3年後には面積の3分の1が沈没した。

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