日本 研究論文数世界4位に転落

文部科学省科学技術・学術政策研究所は、世界各国の科学技術活動の実態を調べた「科学技術指標2020」を公表、2016~18年に発表した自然科学分野の論文数の年平均で中国が米国を抜き、初めて首位に立った。
 1年当たりの論文数は中国が30万5,927本で首位、米国の28万1,487本が続いた。3位はドイツの6万7,041本、4位は日本の6万4,874本。一方、引用数が多いなど注目度の高い論文の数では今回もトップは米国。中国は2位、日本は9位だった。
 日本は20年前には世界2位だったが、10年前に3位と順位を落とした。過去と比較して中、米両国が論文数を伸ばしているのに対し、日本は減少している。大学の研究費が増えず、教員の研究時間も低下傾向。大学院博士課程入学者数は、減っていることが影響している。

#COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?