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CF月100万円。リタイア・FIREに全く足らないと思う僕なりの理由。

不動産投資を始める人の大多数がまず目指してみたいと思う数字。
月々のキャッシュフロー100万円。
今日はそのような一つの指標である100万円という数字について僕なりの見解を書いてみたいと思います。

月々100万円も収入があるっていいじゃないか!って思われるかもしれませんが、これは先ず純粋な収入であることと、納税などを行なって残る実際のCFであることが今回のお話の重要な部分となります。

家賃年商がそのまま収入という訳ではありません。

僕がサラリーマンを卒業した時の当時の事務所。この段階での月額CFは50万。

月額100万円がかなり遠かった過去。

2016年サラリーマンを秋口に卒業することになったのですが、その際、建築中マンションが3棟あったので、僕は完成後はかなりの余裕ができると思っていたのです。しかしマンションの完成は2017年春、秋と、かなり先の話でありました。

卒業したと言っても会社と対立しての計画的クビ(^◇^;)だったので、即刻卒業ということもあり、当時本当にこのCFでやっていけるのか?!って本気で思ったりした時期でした。

リタイア後の月々のCFは50万程度で、固定資産税分などの税金支払い分を含めてだったので、支払い時期が来るといつも心が焦るような気持ちになったのを覚えています。
その50万程度のCFから、固定資産税や法人税、確定申告で確定した税金を考慮すると、多分30万円後半だったと思います。(月10数万円が税と仮定すると年間で120万円以上が税金、中古の償却期間が短くて利益が当時多かった)

当時は中古物件の入居も安定せず、1棟の新築APは1年程度稼働して順調だったけど、事務所のあった新築マンション、別の新築APが卒業のギリギリ直前に完成したばかりで、その物件はまだ満室では無かったと言うこともあり、卒業時は僕の想定より、年収、月収のCFは低いものでした。

正直ギリギリやばい時も結構ありまして、中古物件の突発的な問題をいつも恐れていたような感じです。固定資産税を支払って、納税も終えての月々100万円のCFって、正直かなり遠いなって本当に感じていました。

卒業後は、物件探しや土地探しに結構遠方に出掛けて気分転換をしていました。

CFは厳しいけど卒業は最高の気分でした。

そんな少ないCF時代にサラリーマンを卒業した僕にとって、時々遠方の土地建物の調査や見学を行なっている時代は、とても清々しい毎日を送らせてもらいました。

おかげでどんどん太っていった記憶もありますが(^◇^;)、誰にも縛られず自分らしい過ごし方を毎日できるとあって、本当に最高の気分でした。

がしかし、2017年のマンション3棟の完成までの間は、ほんと納税のタイミングはシビアな感覚で過ごしてきました。

30万円での家族3人での生活って結構厳しいもので、自宅マンション、車、その他消費系ローンの支払いを行うと、ほんとギリギリ。サラリーマンの給料と不動産と合わせて相当の余裕があったことをしみじみ感じたものです。

マンションの完成を機に家族で旅行にも出かける余裕ができてきました。

マンションの完成、しかしCFはすぐにはアップしません。

新築マンションが3棟出来上がっても、支払猶予の措置も取ってもらっていても、満室にならねばCFは改善しません。

そんなことを2017年も色々経験しました。
当時は月CF100万円をこえたくらいで、全物件、全て満室になると一気に200万円程度になる予定でした。

そんな時、生活はかなり余裕が出ると感じた僕に取って、色々と思う出来事がありまして、月々100万円を達成して、150万円、200万円って超えていっても、これ全然足らないじゃないかって感じたんです。
その出来事というのは、僕が自律神経失調症の不調に見舞われたことがきっかけ。

僕が死んでもマンションや物件が働いてくれるから家族は助かるかもしれないけど、僕が将来、月々数十万円も費用がかかる様な病気になってしまったら、それらCFは簡単になくなってしまう。そして、家族3人がそのようなことになったら、それこそ足らなくなる可能性だってある、そして、嫁さんの兄弟や、親戚を何らかの理由で面倒見ることを想定したら、恐ろしくなってきたんですよね。

普通の家庭だったら、自分の親両方、妻の親両方の面倒も見ることを想定してもらうと分かるけど。

これ全然足らないだけじゃなくて、誰も助けられないなって思ったんです。 

全てを守れるCFを計算しておくことで、いくらあると最低限どこまで人を守れるのかが分かる。

その当時、一人一人づつ、医療保険をいい物に入って、生活を満たす余裕がある資金を考えてみたところ、月々30万円は必要だろうなって感じました。
(当時何があっても大丈夫そうなCF額)ですから

家族3人で月々90万円
自分の両親2名で60万円
妻の両親2名で60万円
合わせたら、月々210万円になり、これは最低限守るべき範疇の額がこれくらい。そして親戚や兄弟などで何かあった場合ってことまで広く考慮すると、300万円以上は月々絶対に必要になるなって考えていました。

自律神経失調症の症状改善のため、山登りなどを始めた僕。調子はよくなってゆきました。

月々CFを目指すのなら、僕のように理由を明確にした方がいいと思う。

その様な考えを持って、2017年ー2018年当時はCFの意味合いを、家族らをも守るための基礎資金額として300万円を考えていましたが、その数字は物件が増えることで達成してゆくことになります。

その様なCFの考えも常に金融機関には伝えていた記憶があり、だから最低ここまでは所得を上げる必要があるってこと、だからこそ法人や、自分の仕事を広げて、人として守るべき範囲を明確にしたってことなんです。

だけども、当時の僕らってのは、妻も僕も親はどちらも既にいませんでしたので、純粋に家族と、妻の兄弟周りを想定したものでした。妻からすれば余計な気配りかもしれませんが、そう思い準備するってのは重要と感じていました。

だって、何が起きるか、誰も未来は想定できなものですから。

少し元気になってきたところで、仲間の誘いで人生初のゴルフにチャレンジした時期がありました。

CFを目指すより、どんな人生をクリエイトしたいのかによって人生構築CFを定義した方が楽しい。

この考えは僕らしいと言えば僕らしいけど、物件を買うためのCF積み上げも良いと思うんだけども、その裏の考えで、40代半ばではこんな暮らしをしたい、だから月々15万円は自分のために使いたい。
50代は20万円というように決めるのは悪くないと思います。

それらは金融機関には伝えない方がいいと思うけど、自分の未来の生活、ライフスタイル、生き方を想像した時に、そのくらいの余裕を持った生き方はお金に固執するような人より、余裕もあり色々とクリエイトできる歩みができそうな気もします。

ですから、若い世代の人たちや、今不動産投資を頑張っている方々に、人生構築の為のCF、月々20万円!っていう別枠をぜひ考えてみてほしいと思います☺️

セミリタイア、アーリーリタイア、近頃はFIREともいうと思うけども、何だっていい。人生を豊かにするための不動産投資であるのならば、いくらCF目標!などもいいけど、こんな生き方のためにCF目標を段階的に決めるべきだし、別に言わなくてもいい世界の話だと思います。

ありがたいことに僕はもうお金に困ることはないと思うし、家族もそういう点でも守れる資金も十分にある。クリエイトできる環境にもあるから、こそ、価値を作るにはどうすれば良いかなどを考え努力している今があります。

これからは従業員の生活や将来の資産づくりなども考えなくてはいけませんから、経営する側の観点も2016年と比べ随分と変わってしまいました。とてもいい経験であると思いますし、まだまだ人を雇ってゆきたいとも考えています。
CF概念を超えて、不動産に、人に投資ですね(*^_^*)

福岡市西区の海岸。妻は海の見える景観が好きだから、そんな夢を叶える住宅を作る予定です。

十分なCFがあれば心に余裕が出来て、贅沢しなくても月々少ないCFで生きてゆけている今があります。

今現在の僕の環境での生活レベルってのは、20年以上前からあまり変わらないくらい。心にお金の余裕があるから、豊かさを重点にお金を使うことを行っているけど、そんな生活環境は、本当に少ないお金で済んでいます。大体家族3人で月々20万円ー25万円くらいで過去よりも随分と減っています。(住宅ローンもここから、消費系ローンはほぼ完済)経費で処理することもあるけど、昔より外食も少ないし、安くて、昔から通っているようなお店や、チェーン店が好きで、本当に質素な生活をおくれています。贅沢に興味がないから、という部分もあるけど、好きな生活スタイルが、そんな感じなので、満足レベルが低いというか、充実はしています。税理士法人さんも僕の経費精算内容を見てて、本当贅沢しないし、お金使わないよねっていつも言われるんですが、正直前より使わなくなっている気がします。百円ショップ行っても、いるかな。。って思って、やっぱり今持っているもので代用できるからいらないかなって買わないで帰ることも多い。洋服もほとんど買わないし、遊びにしない、お酒もほぼ飲まない、タバコも吸わない。本当質素(^^;;

こうなったのは十分すぎるCFを稼いでくれている物件のおかげなんです。だから物件が一番働いているからこそ、そこにお金を使う。環境、関わる方々にもお金を使う。そういうところは自分に使うより思い切りがいいと思います^^

CFの概念を超えた環境に
到達したという今に、不動産投資の凄さを感じます

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