自己紹介~マッサージのポイント
はじめに
こんにちはN尾です!
12年間、柔道整復師・鍼灸師として鍼灸整骨院や介護施設などで勤務していましたが、保険治療や業界そのものに不自由さを感じ、違う生き方をしてみたい!と一念発起。
気が付いたら、全く違う業種に就いていて、競技未経験で少年野球のコーチだって!?
なんという異世界転生。
それはさておき、このnote―。
実は2023年のGW連休中に開設していたのですが、まさかの放置プレイ。
そのまま忘却の彼方に葬り去ろうと思っていました。
そんな中、2023年7月"ある御方"にアドバイスを頂きました。
ケガ予防や能力向上のための"知恵"をもたらしてくださいました。
これを自分の所属するチームの親御さんや子ども達まで周知させるにはどうすれば良いか…滅茶苦茶考えました。
その一つの手段としてこのnoteを、少しずつ書いてみようと思いました。
子ども達にも読まれる事を想定して書きます。
僕は文章を書く事が大好きなのです。
けれど、僕の拙い文章力では限界もある事でしょう。
写真や動画を載せる事もあるかもしれません。
普段、思ってる事とか気付いた事も書くかもしれません。
その第一歩として『マッサージのポイント』をまとめました。
これは野球肘予防のための親子間の『円回内筋・尺側手根屈筋』のマッサージを前提としたものです。
マッサージに正解はありません。
けれど、不正解はあります。揉み返しやダルさです。
その不正解を引き起こさないためにどうすれば良いか、
それをまとめてみました。
では、よろしくお願いいたします!
その1【指の点ではなく面で圧す】
指先で圧さず、指の腹で圧します。
圧す面積が狭くなればなるほど、痛みを残しやすいからです。
指先を使うマッサージもありますが、力加減が難しいです。
難しければ第一関節の部分で圧すようにします。
その時、握力を極力使わず、手首の力や体重を使うようにします。
指が難しければ手根部で圧します。
それも難しければ擦るだけでも良いです。
それも難しければ手を当てているだけでも効果があります。
その2【面に対して垂直に圧す】
基本は面に対して垂直に圧を加えます。
圧が斜めに入ると筋膜が必要以上に引っ張られます。
皮膚をつねられたのと同じような状態になります。
引っ張ったり、弾いたりする技術もあるにはあります。
しかし、初心者にはお勧めできません。
その3【強さの加減は相手の反応を観る】
軽い強さで圧してゆき、指が止まる所で相手の反応を観ます。
「痛気持ちいい」と言うなら最高です。
「気持ちいい」と言うなら良しです。
「物足りない」と言うなら少し強めても良いと思います。
「痛い」と言うなら弱めます。
「やめてほしい」と言うなら中止します。
その4【どれくらい時間をかけるか】
2分くらいから始めて様子を見ます。
「少し柔らかくなったかな」という状態が理想で、そこを目指します。
長時間かけてゆるゆるにしてしまうと、ダルさを残したり、
力が入りにくくなったり、後々に痛くなったり、逆効果になります。
施術前の硬さを覚えておき、ビフォーアフターを比べます。
しかし初心者の内は、変化が全くわからないものです。
やっている内に変化がわかるようになっていきます。
その5【圧す時間=離す時間】
1秒かけて圧したのなら、1秒かけて離します。
3秒かけて圧したのなら、3秒かけて離します。
圧す事よりリリースの方が重要だと言われます。
一定のリズムを保つ事でリラクゼーション効果は高まります。
リズムが不均衡だと緊張が高まり逆効果になります。
その6【『二度圧し』は危険】
基本は圧を加えていき、ピークまで達したら、そのピークを維持します。
一定時間、圧を維持した後、減圧していきます。
またそのピークを維持しないのであれば、すぐに減圧していきます。
この『ピークから、更に圧を加える事』これを『二度圧し』と言います。
受け手側に力が入って緊張してしまう事が多く、
緊張した瞬間に圧が加わるため、かなり傷めやすいです。
『二度圧し』は深い部分にアプローチする技術として確立はされています。
しかし、受け手側の呼吸や意識に合わせる必要があるため、
高い技術と経験が必要になります。リスクが高いので、お勧めできません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
マッサージの主たる目的は『筋・筋膜リリース(解放)』です。
けれど、親子間でそれが行われる時、少しはそこから外れても良いんじゃないかな、と思います。
『今日の練習はどうだった?』『今日は何を頑張ったの?』
そんなコミュニケーションから『心のリリース』が始まります。
どんなゴッドハンドでも"安心感を与えられる存在"で肉親には勝てません。
精神が肉体に及ぼす影響は凄まじいです。
だから拙いマッサージでも、良いんです。
マッサージを楽しんでみてください。
質問などありましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。
次回『尺側手根屈筋・円回内筋について』
ここからまた放置プレイが始まるかもしれない…
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