表現再考:小雪、11月22日
今日から小雪です。雪はまだ見ませんが、冬を意識することが増えてきたと思います。
本朝の七十二候は、虹蔵不見(にじかくれてみえず)、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)、橘始黄(たちばなはじめてきばむ)です。
まさに秋がしまわれはじめる風情にあふれているようです。
宣明暦では、虹蔵不見 、天気上騰地気下降 (天地の寒暖が逆になる)、閉塞而成冬 (天地の気が塞がって冬となる)です。
陰陽の考え方から、季節が巡る様を陰と陽の循環として考える様がよくあらわれていると思います。
それは、中国の思想の根底にあるもので、東洋的なのでしょうが、それでも、僕は朔風払葉、という表現が、好きです。