見出し画像

アーティゾン美術館

平日一人休暇した先週、初めてアーティゾン美術館へ行った。企画展は「空間と作品」展の会期中。

友人たちと、どこかの展覧会で絵画や屏風びょうぶふすまを見かけると…
「どんなところに飾られてたんでしょうね」という話題になったことは何度もある。
絵画の凝った額も「誰の好みで誰がお金を払って、こういうデザインなんでしょう」という話になったりもした。

そんな作品にまつわる疑問に答えてくれる会期のようだったので、行ってみたいと気になっていた場所。

疑問はそこそこ解消されながら楽しんだ。そんな疑問を持ったことがある人には、何らかのヒントや答えが見つかる会場と思う。気楽な文の解説も楽しんだ。

椅子に座って空間を楽しめたりもした

詳しく楽しみたいなら、各階の展示室入口にあったと思う案内をよく読んで、スマホの設定を準備してから室内へ入ることをオススメする。順路は曖昧なので、入口に戻ることもできるが。

私は入口で、音声ガイドのためのアプリ案内と思いスルーした。
が、展示作品そばの解説パネルにあるQRコードから詳細を見るためには、館内のWi-Fi接続と位置情報提供ON設定が必要だったのではないか。

とりあえず、普段の私のスマホ設定のままでは、QR読み込み先がリンク切れ表示になり、何も情報を得られなかった。いくつか見てみたかったQRはあったのだが。

猫も鳥も明らかに狙っているのが楽しかった

この絵のこの額は、画家さん自作とのこと。会期中なので詳細は書かない。

広々とした建物内で、たくさんの作品をのんびり楽しんだ会場。
その中で私にとっての一番は、迷うことなく「勝利の女神」像。
めっっっっっちゃカッコイイ女神様。見とれて写真も撮り忘れた。

常設展示ではないだろうか。4階の企画展示室外と思う空間にいらした。作品リストには「クリスチャン・ダニエル・ラウホ」「生没年1777-1857」と書かれていた。

こんなにカッコイイ女神様がいらっしゃる場所なら、また行きます。うんうん。間違いないです。

次に行くときには「ビューデッキ」と書かれたエリア名は変更されているのだろうか。4・5階にあった休憩エリア。
大きな窓の外は、隣に建設中の大きなビルの大きな壁面。広々とした展示空間と比べると、むしろ狭さを感じた。

ザオ・ウーキー「水に沈んだ都市」

ミュージアムショップではポストカードを買った。飾っている。

この絵をその日に見た記憶はない。が、何だか宇宙のようだと思った。青の色合いを美しいと思った。

毎年メンタル不調でブクブク沈没しやすい秋が目前だというのに、水没な絵を飾るのか?と、店内で悩んだ。が、上の写真よりも、深みのある落ち着いた青いポストカード。心地良く美しく感じている。

おばけちゃんがそばに居るせいか、水中というよりも、やはり宇宙のような気がしている。

え゛。クラゲじゃないですよ。おばけです。私の大切な冷たい友だちの。

その平日一人休暇は、アーティゾン美術館の前に、東京ミッドタウンで楽しんでいた。その話も少しずつ書けると良いなと思う。
思うままに歩き回る、私にとって大切な時間を楽しんだ日。