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わたしは、ひとりじゃなかった手を差し伸べてくれた人達の話

みなさんどうもケイです。

保健室登校から抜け出し、

私は、なんとかクラスで

授業を受けるようになりました。

友達0人だと思っていた私でしたが、

こんな私を見捨てずサポートしてくれた人が

実は身近にたくさんいました。

同世代とは

うまくコミニケーションができない私は

自分より

ちょっと年上のお兄さんやお姉さん

近所に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃん

とは積極的に

コミニケーションを取るようになり

子供っぽい私や同級生とは違い

年上のお兄さんやお姉さんは、


笑顔で最後まで話を聞いて

アドバイスをしてくれたり、

おじいちゃんおばあちゃんからは、

戦争や食料不足で苦労した話など

深い話や昔の面白い体験談を聞く機会がたくさんありました。

その時、私は、同世代と話すのもいいけど

私の倍以上生きている


大人の話を聞けば


先の情報やアドバイスが得られるし

自分の問題が解決できるかもしれない!

世代を超えて仲良くする事って

今後重要なのかなとその当時感じました。

クラスで孤立してたけど

図書室へ行って優しい司書の先生と話をしたり

ちょっと天然な若い家庭科の先生と

好きな音楽の話をしたり

私のことをすごく心配してくれた担任の先生と

何気ない話をしたり

気の合う先生とよく話をしていました。

また、そんな私にも支えてくれる友達もできてきて

隣のクラスに

えりちゃん、ゆうこちゃん、くるみちゃん
という子がいて

毎回体育の授業は2クラス合同だったので

そこで仲良くなった3人でした。

この3人は、非常に心が優しく穏やかで


一緒にいると本当に居心地がよかったです。

好きなゲームやアニメの話をして

盛り上がったり、他愛のない話をして

楽しい時を過ごしていました。

私は別に体育が好きではなかったのですが

3人に会えるのがうれしかったので

毎回体育の授業が楽しみでした。

また、体育の先生のことも好きで

先生は、

全員のことを本当の子供のように可愛がっていました。

誰1人差別することなく

優しい先生の事が大好きでした。

そしてうちの中学校は、

廊下がすごく広く

ベンチみたいに座れるスペースがありました。

えりちゃんは、

休み時間になると、いつもそこに1人で座って

リラックスしている姿が教室から見えるので

暇さえあればえりちゃんに会いに行き、

隣に座って楽しい話をしたり

お互いポケモンが好きだったので

いつもポケモンの話をしていました。

2人でいると、

後から、ゆうこちゃんやくるみちゃんが

やってきて、楽しく談笑しました。


でも休み時間ていうのは 

楽しいと過ぎるのが早く

またクラスに戻らなきゃいけないと

憂鬱な気持ちになりました。


同じクラスだったらよかったのに......。

別れ際は、そんな感情がよぎります。

3人がいる隣のクラスは、

やんちゃでイケイケな男子と女子が多いクラスでした。

特にえりちゃん、ゆうこちゃん、くるみちゃん

は、そんなパリピな人たちから


嫌がらせやいじめにあっていました。

くるみちゃんは、少し天然で明るい子ですが

幼い頃、両親のお仕事の都合で

南米にいた影響もあり

日本語の発音がうまくないところもあったので

よくバカな男子から


「お前、日本語ちゃんとしゃべれるの?」と

馬鹿にされたり、


お人好しの面があるので

イケイケの女子から

めんどくさい掃除や雑用など

押し付けられていました。

ゆうこちゃんは、悪いことをしてる訳ではないけど

オーバーリアクションをする子で

友達同士で話してるとちょっと興奮気味に

キャーとか

わーっとか大きな声で言ってしまう癖があるので

一部の女子からウケが悪く、

よく裏で

なんであの子はさ

キャーキャー言ってるの?うざいよね。

など悪口を言われていました。

えりちゃんは、

みんなとコミュニケーションをとるのがとても苦手で心を開いている人しかしゃべらず、

周りからは何もしゃべらない冷たい人とすごい誤解をされていました。

本当は、人一倍心が温かい人で

人をかなり見る子なのに、

その評判には悔しかったです。

そしてらえりちゃんは、

中学生とは思えないぐらい

大人顔負けな観察眼があり

私は、何の本質も捉えてない馬鹿でしたが

えりちゃんは、先生、生徒問わず

この人は信頼できる  


この人は薄っぺらいとよく言って分析し

見分けていました。


また
イラストを描くのがすごく上手いえりちゃん

毎年のように手の込んだ年賀状を送ってくるので、

お正月の時はえりちゃんのイラストが届くのが待ち遠しかったです。

私も絵を描くのが好きなので
えりちゃんからは良い刺激を受けました。

でも一部の男子や女子がその3人に対して

変なあだ名をつけたり、嫌がらせをしたり

ゆうこちゃんから聞いた話では

イケイケ系の女子が教室で騒いでいた時

えりちゃんの机にぶつかってた倒れた拍子に


出てきたイラストを拾い上げ

「何あいつ?こんな絵を描いてるんだ?

だっせぇ〜」

と笑いながらえりちゃんの机も直さず

悪口を言っていたそうです。

ゆうこちゃんは、部活でもいじめられており、

彼女は卓球部に所属して

大会でも良い成績を残していたのですが

卓球部の同級生も

パリピでイケイケな女子が多く

その子たちから、仲間はずれを食っていたそうです。

大会中

同級生が卓球の試合に出ている時は、

イケイケ女子達は、がんばれーと近くで声援を送っていましたが

いざゆうこちゃんの出番になると、

あのパリピの女子たちはどこかへ行っていました。

代わりに、後輩たちが集まり

「ゆうこ先輩がんばれー!」と声援を送っていたそうです。

その様子はバッチリ卒業アルバムの中に残っています。

きっと辛い日々が続いたはずだけど

1度も弱音を吐かず

3年間学校も部活も休まず通っていた

ゆうこちゃん

正直私は、

仲良くなるまで

ゆうこちゃんの事が苦手でした。

小学校が一緒で

どこにでもくっついてくる

ニコニコしてちょっと気持ち悪い

キャーキャーうるさい....。

そんなことを思っていましたが

今は、ゆうこちゃんの優しさにかなり救われているのに

私って最低だと

自分の性格の悪さを認識し

胸がぎゅっと閉まる思いをしました。

そしてゆうこちゃんといえば運動神経抜群で

走るのが早く持久走でも毎回毎回良いタイムを

更新していました。

体育の先生は

「今日のMVPはゆうこだな!

本当にすごい!!」

と太鼓判を押すくらい

ゆうこちゃんは、心も体もすごく強い子でした。

つらいことがあっても1ミリも出さず

常に笑顔

その優しい笑顔に何度も救われたことか

くるみちゃんもそうです。


くるみちゃんは、誰かにバカにされようが

それをポジティブに捉えていつも笑っている。

えりちゃんはそれを見て、

くるみは、お人好しすぎる!


利用されてるから

ちょっとぐらい嫌とか自己主張したほうがいいとよく突っ込まれていたが

くるみちゃんは、

それでもニコニコ笑い

直す気がさらさらない。

えりちゃんに突っ込まれて

くるみちゃんはさらにケラケラ笑い

ゆうこちゃんもそれを見てゲラゲラ笑い

私もいつの間にか笑って

むっとしたえりちゃんもため息をついて

あきれて笑い始めた。

3人は、とても個性的だけど

非常に優しい

いじめられている辛さ

ひとりでいる辛さをわかってるからこそ


クラスで孤立してる私を

そっと助けてくれたのだ。

この優しさで

私は、

なんとか中学校を卒業することができた。

もしこの3人の助けがなかったら

私は多分とっくに命を絶っていたと思う

もちろん他のいろんな人の支えはあったけど

特にこの3人の

存在は大きい。

私は一人ぼっちだと思ってたけど、そんなことなかった。

自分を嫌って離れていく人もいたけど

ゆうこちゃん、えりちゃん、くるみちゃんのように

手を差し伸べてくれる人もいた。

この3人以外にも


不良の先輩や


担任の先生、保健の先生、司書の先生、家庭科の先生

近所の年上のお兄さんお姉さん


おじいちゃん、おばあちゃん

考えてみたらいっぱいいた。

人じゃなくても、

本や漫画、音楽、絵、ゲームなどから

たくさん元気をもらった。

自分の視野をすごく狭くしてるの自分自身

まだまだ私は若いんだから失敗して当然

だからこそもっと頑張ろう

もっと優しくなろう

そう思えてきました。

だから皆さんも今はひとりで孤立してたり、

大変な状況で辛い思いしてる人もたくさんいると思いますが

あなた1人だけではないです。

それは、思い込みに過ぎません。

私は、みんなに助けられて、支えられたから

今度は、自分が変わろう!

と決心し、残りの中学時代を突き進めました。


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