段階を踏んで分かる『三国志後伝』のネット記事の紹介
中国の明代に『三国志演義』の続編として書かれた『三国志後伝』ですが、ネット上の記事もかなり充実してきており、段階を踏んで理解することができます。
ここに内容がやさしく、理解しやすいと思われる順番に紹介します。
内容も私が確認したところ、特に問題はありません。
『三国志後伝』を本当に大雑把に知りたい方向け
サイト「はじめての三国志」
三国志後伝とはどんな内容?江戸時代にやってきたアフター三国志小説
三国志の大手サイトで紹介されていました。
こちらのサイトについては色々と意見がありますが、イラスト付き・ふりがな付きで分かりやすく説明されており、最も大事な部分をきっちりと説明されています。
『三国志後伝』の基本的な理解はこちらの記事だけで大丈夫です。
動画もあります。いっぱい、コメントと高評価もついています。
『三国志後伝』をもっとちょっと詳しく知りたい方向け
こちらのサイトで画像付き・ふりがなつきでより詳細に説明がされています。
サイト「もっと知りたい!三国志」
劉備達の子孫が活躍する『三国志後伝』の概要と成立過程
上記の記事では、『三国志後伝』や、『三国志後伝』に影響を与えた『三国志平話』、『花関索伝』、『三国志演義』、『水滸伝』の成立過程にからめた『三国志後伝』の成立、江戸時代における翻訳やその流通について、大まかな説明が分かりやすくされています。
『三国志演義』の続編、『三国志後伝』のあらすじをざっくり解説
こちらは、『三国志後伝』のあらすじを紹介した記事です。ネット上の話題としてなら、この内容を把握していただければ、充分でしょう。
ガジェット通信
三国志演義には「消された続き」があった!蜀が再興し晋を滅ぼす?!
ガジェット通信では、私がとりかかるより前に『三国志後伝』について取り上げた記事があります。『三国志後伝』が中国で流行らなかった理由として、『三国志平話』と同じ理由であると分析されています。
こちらも要約して分かりやすく、解説されています。
【続・三国志】劉備の孫が蜀を復活させる三国志がある!
こちらの記事では『三国志後伝』の3分の1のあらすじが書かれており、原文の雰囲気を重視して説明されています。続きは書かれなかったようですが、より深い内容をご理解いただけるでしょう。
『三国志後伝』をそれなりに詳しく知りたい方向け
さらに、『三国志後伝』を詳細に知りたい、だけど、長い小説を読む時間はとれない、という方向けとしては、私が作成した記事ですが、ニコニコ大百科の記事があります。
ニコニコ大百科「三国志後伝」
wikipedia記事の後に書いた記事ですが、それなりに楽しみながら、分かりやすくなるようにと考えて書いた記事です。「はじめての三国志」で書かれた記事に影響を与えているように感じます。
ここに書いた年表は私としてもかなりの力作です。また、基本用語は『三国志演義』などの講談小説の用語をなんとなくで理解されていた方には、理解の一助になればと考えています。
Wikipedia「三国志後伝」
これも、私が作成した記事ですが、他の方にレイアウトを変えていただき読みやすくなっています。また、私が探し続けた関連書籍や参考文献や関係リンクも全ていれ、他の方にもご協力いただいています。調べたい時は、これで調べていただければ大丈夫です。
より詳細なあらすじも記しています。
さらに、私のnoteのマガジン記事でも、『絵本通俗続三国誌』に描かれた水野年方さんの挿絵とともに、主な登場人物を100名以上、紹介をしています。
『三国志後伝』
『三国志後伝』やその翻訳である『通俗続三国志』、『通俗続後三国志』の書籍について知りたい人向け
『三国志後伝』の小説そのものはそこまで読みたいわけではないが、その書籍や翻訳について知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方には、私の記事ですが、こういったものもあります。研究のレベルは遠く及びませんが、目の付け所、着想としては、学者の方からも高い評価を受けています。
togetterの記事
【三国志後伝】 三国志演義の続編として刊行され、日本で翻案されて独自に発展しつつ、各国を渡り続け生き残り、中国で復活を遂げた数奇な書物の話
400年前の三世ものスピンオフ三国志小説! 江戸時代から日本各地で読まれ続けた三国志演義続編の日本語翻訳に関する話。
どちらも今、読み返してみても、我ながらかなりよく調べたのだなと感心します(笑)。
こういった書籍について調べることは書誌学というそうです。調べた書籍や論文についても簡単な解説をしていますので、全体理解の一助には間違いなくなるでしょう。
togetterの初めの記事は『三国志後伝』の原書、最後の記事は『通俗続三国志』、『通俗続後三国志』について詳しいです。
今では、noteでも記事にしていますが、『絵本通俗続三国誌』の口絵も掲載しています。
『三国志後伝』の翻訳を読みたい方向け
これは、現代語翻訳がネット小説で読めますのでご覧になっていただければよいでしょう。
上記の記事(togetter記事は読む必要はありません)をお読みになった方なら、最初から読むのではなく、気になった部分から読んでみることをお勧めします。
続三国志演義─通俗續三國志─
続三国志演義II─通俗續後三國志前編─
続三国志演義III─通俗續後三國志後編─
ここに一部、関連記事があります。
読史の断片録
なお、コメント欄には私が関連する話題について、長いコメントを書いており、河東さんもかなり長いコメントを返されておられるため(笑)、お付き合いいただければ、疑問に思われたことも分かるかもしれません。
このコメント欄は迂遠ではありますが、解説や注釈代わりになるものも一部含まれていると考えております。
まだまだ動画関係と簡単な漫画関係、アスキーアート作品がないのが残念ですが、いずれは作成される方が現れるかもしれません。
私では難しいですが、楽しみに待っております。
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