マインドフルネスを習慣に🌿
猛暑の日が続き、夏の厳しさを思い知らされているこの頃ですが、せめて自分の気持ちだけは穏やかに保つために…、今年はマインドフルネス習慣を取り入れてみました。
「只管打坐」=無心に坐する、道元が800年前、日本に座禅を広めたと言われています。今世界中で流行しているマインドフルネスはその仏教の座禅を現代に合う形で、気楽な瞑想としてアレンジしたもの。
誰しも、つい考え過ぎてしまったり、余計な不安を募らせたり、急な変化が起こったり、身近なところで毎日ストレスは溜まり、そのストレス状態が過度に重なると、心と身体のバランスが脅かされ、“いつもの自分ではない”感覚に陥り、いろいろな支障が出てしまいます。
そういったストレスの構造はわかっていても、”どうやって心身のバランスを保つか“については、人それぞれ、自分に合った工夫が必要です。
私が最初にマインドフルネスを体験したのは、数年前、LEC 池袋本校で、日本臨床心理カウンセラー協会の北野先生の講義に参加した時のことでした。その時は、心身のバランスは良好だ、と感じていた時期だったのですが、参加者の皆さんと一緒にマインドフルネスを始めると、自分の中に思わぬ反応が起こりました。
「リラックスして…、自分の呼吸だけに意識を向けて…、ありのままの自分を感じて…。」北野先生の低音で澄んだ声に合わせて、ゆっくりと自分の意識を緩ませ、心地良いマインドフルネス特有の感覚に包まれた時、急にお腹の底の方から、「ふふふ、うふふふふ、あはははは…」と笑いたくなるような感情が湧いて来たのです。これでは瞑想になりません、笑いたい自分と、それを抑えようとする自分と、混乱したまま終わってしまいました。
振り返ると、私は皆さんと一緒に心地よい空間を共有していたことがうれしくなって、自然に笑いたくなったのかな?と冷静に思い出すことも出来ますが、あの時は皆さんがすっとマインドフルネスに入られたのに、自分はなかなか意識が集中出来ず、恥ずかしいやら情けないやら…。
でも、今年に入ってふと、一人の時間にマインドフルネスにトライしてみると、すーっと意識が無になり、全身がすっきりと落ち着いた、心地よい感覚に包まれたのです。以来、習慣としてマインドフルネスの時間を大切にしています。一日の中で数十分でも、無になる時間を持つことで、不思議と心の落ち着きが保て、しなやかな強さ、レジリエンスが培われるように感じられます。学んだ「知識」は、実践し習慣に取り入れると、心身の「力」になる、その実感を得ることが出来ました✨。
by L-style サポーターa.u
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