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「働く」時に忘れてはいけないもの🌿

「働き方改革」が提唱され続け、それまでの日本の「社会の常識」は確実に変化しました。

残業は美化されるものではなく業務効率改善の目安とされ、職場環境はただ与えられたものではなく、自分たちでより良く改善して行くもの、との考えが広まり、何より顕著に変わったのは、”パワハラ“を始めとするハラスメント意識です。

立場による意見の食い違いなどが衝突としてエスカレートしてしまうと、周囲の人々に与えるストレスは急上昇し、健康まで害されてしまうことも…、でも、当のご本人に自覚が無ければ、何度でも同じことが繰り返されます。

私も社会人として「信頼関係」の大切さと難しさを日々学んで来ましたが、数年前、働き方改革生みの親、法教育専門家の畠中先生のお話を伺う機会がありました。

「労働とは働く人の『心』と『身体』から生まれます。だから、仕事場ではそれぞれの心と身体を大切にすることが求められ、それを守るために労働法があるのです。」

シンプルかつ重要なメッセージが、深く心を打ちました。暴力が当然に罰せられるように、他者の尊厳をおびやかすような言葉を発してはいけません、それは心の暴力です。もし、故意ではなく人を傷つけていたとしたら、それに気づいて配慮し直すフォローが必要です。先般、パワハラ法が整備され、その意識が周知されて行く今後には、希望が持てます。

そして、他者への配慮や気遣いを失わないためにも過重労働は禁物。ノルマやプレッシャーで気持ちがいっぱいになっている時ほど、自分を振り返り、自分への尊厳を忘れずに、同じように他者への尊厳を心の中で持ち直すこと。一人ひとりがそういった心の努力を続けて行けば、みんなにとって幸せな職場環境がいつかきっと実現します✨。

L-styleサポーターa.u.

※パワーハラスメントとは

「職場のパワーハラスメントとは、(1)同じ職場で働く者に対して、(2)職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、(3)業務の適正な範囲を超えて、(4)精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。」


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