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⑷包容




『母さん…いや、□□さん。
俺はなぜ貴女に捨てられたと思っているのだろうか。もしかしたら…捨てられたーと思うことで貴女の事を忘れたいと願ったのかもしれない・・・』



「◯◯さん。違うわ。そうじゃないわ。わたしはあなたを捨てた…。その事に間違いはないのよ。

ごめんなさい。。
謝ってもゆるされる事じゃない事は自分が良くわかります。」



『ああ…。でもなんだろう、、貴女と詳しく話し合いをしたのではないのだけど、なんだか気が晴れた様に感じる。』



「そうなの。詳しく話し合いをしなくても、エネルギーが繋がり飛び交っているからちゃんと通じ合うの。
◯◯さんがわたしの事をどう感じてどう想っていたのか、すべて通じ伝わりましたよ。」



『俺は、貴女を恨んでいたのではない。ただ、聞きたかった…。なぜ俺を置いて出ていったのかと言うことを…。
しっかりと貴女の口から貴女の声で、貴女がその事をどう話すのかを聞いていたかった。』





   ✨✨✨🌌🌌🌌✨✨✨


母さん。彼。共に心の隙間を埋めるように通じ合えました。
それまでの時代を駆け抜けてしがみついて握りしめていた両方が落としたもの。


それを拾い上げてしっかりと中身を確認して、両方のエネルギーの枯渇を潤す様に大切に大切にその落しものを包み抱き、まぁるくまぁるく、大きな光へ戻して還し、宇宙の奥に解き放った。


解き放った光は、宇宙の光と交ざりあいながら、より澄んだ光を輝かせ拡散させていく。


ツインレイの郷からこぼれ落ちた落しものは、ツインレイの郷へとまた帰っていく。




      🫧🫧🫧


それは落とさなくてもいいものだった。

だけど敢えてこぼれ落し、それを見つけに行く旅の始まり。目的。なのでもありました。



自分はシンから愛されている。

誰も分け隔てなく神の賜物。贈り物。
誰一人もれなく神の光。エネルギー。


自分もそれを受け入れる。
シンと離れてなどいない。


神は自分を愛していない…そう感じだしたのは自分が捨てられた記憶があったから。


それは…
母さんに捨てられた記憶だと認識していたのだけど、もしやそのずっと前の記憶…なのじゃないかと思い返してきた。


□□さんに捨てられた、ではなくて、宇宙に…捨てられた…様に感じていたのかもしれなかった。。




俺たち。

船から放り出されたように出ていった。。

あ、いや…
これも記憶違いなのもしれない。

自主的に俺たちの判断で降りたのかもしれなかったから。






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