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CBCテレビ「チャント」“なぜ”新型コロナ親と子が会えない…

2020年6月5日CBCテレビ報道番組「チャント」にて面会交流についての放送がありました。全国放送ではないので見ることが出来なかった方も居るかと思いますので以下に残しておきます。

当事者の方が顔と名前を出しての行動には本当に尊敬致します、有難うございます。

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その一方で親子にも関わらず会う事の出来ないケースも多くありました。一体何故なのか、取材しました。


愛知県に住む鷲見洋介さん。4月に8歳になった娘には未だ誕生日プレゼントを渡せていません。2年前に離婚した鷲見さん、元妻の家に暮らす娘と月に一度会う取り決めをしていました。

しかし新型コロナへの感染リスクを理由に、元妻からは面会の中止を求められました。3月を最後に2か月間娘と会えていません。


鷲見さん

「学校の友達の事も含めて普通の会話がしたい。特別な事は必要ない。顔が見たいですよ、それも叶わない状況ですので…。」


離婚や別居で子どもと離れて暮らす親を対象に先月行った調査では凡そ7割が子供に会えなかった、若しくは回数や時間が減ったと答えました。国は直接会えない場合ビデオ電話などでの面会を呼び掛けていましたが、「会えなかった」「回数が減った」と答えた人のうち、およそ8割がビデオ電話も出来ませんでした。緊急事態宣言の解除を受け鷲見さんは明後日ようやく娘に直接誕生日プレゼントを渡せます。

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共同親権草の根活動調べ

鷲見さん

「触れあってですね、体温が伝わる。においも伝わるっていう状況で、やっぱり子どもの精神的にも安定しますし、私も安心しますよね親としては」


一方で懸念される感染の第二波に向けて、国には子どもと会える権利についてもう少し踏み込んで考えて欲しいと話します。


鷲見さん

「危険だと言う証明がない限りは、約束を果たす義務、まぁそういった努力をしなさいと言う事は(指針は)出していただきたいなと思っています」


アナウンサー

お父さんだったり、お子さんの事を考えると何とか会わせてあげたいんですけども、では日本も含め各国の状況を見てみましょうか。

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日本ではVTRにもありましたように、状況に応じて一定期間はビデオ電話などの利用を検討するよう案内しています。では海外はどうなのか。アメリカ、州や地域によって異なりますが、例えばカリフォルニア州のサンマテオと言う都市では原則として新型コロナウィルスは面会拒否の理由にはならない。そして、面会が出来なかった場合は代替日を設けるべきだとしています。ニュージーランドでは親同士が車で一時間以内の距離に住んでいる場合は子どもは行き来して良いと、夫々踏み込んだ指針を出しているんですね。

こうやって見ると日本だけが少しフワッとしているかなと言う気がしますけども…尾木ママこれ、子どもの立場としてはどうなんでしょうね。やっぱり会いたいですかね。


尾木ママ

「いや、あの日本はちょっと特殊なんですけども、日本は親権がお父さんかお母さんかどちらかになっちゃうんですよね、だけれども他の国で言えば両方が親権者なんですよ。だからここのところ、法律改正しないと僕はダメだなと言う風に前から思ってるんですけれども、子どもにとっては両方とも親でお父さんでお母さんだから、子ども本位で考えてほしいなと思います。」


本当ですね、あの子どもの考えを尊重すると言うのは大前提ではあるんですけれども、国としてはですね、当事者間だけで決めようとせずに必要であれば、辯護士を頼りながら、解決して欲しいと話しています。

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各国の比較をテレビで放送していただけたのは非常に有難いですね。また尾木ママさんが親権制度に踏み込んでコメントしていただけた事はとても嬉しかったです。単にコロナウィルスだけの問題ではないんですよね。尾木ママさんのブログに感謝のコメントを入れておきたいと思います。今後もテレビ等で発言いただきたいですね。




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