親孝行

母のはなし。

一年前、私の母はよく私の子どもと遊んでいた。

子どもと遊んでいる姿は、生き生きとしていて若々しかった。

実年齢よりも5歳から10歳は若くみえた。

その後実の息子(私の兄)が病気を患い入院。半年以上献身的に看病をしたが7月に他界。

同時期に私が妻と別居。

事前に話し合いなく子どもを連れて出ていかれた事に私同様母も非常にショックを受けていた。

ここから母は私の子ども(孫)に会えていない。

調停中であるため婚姻中であり、親権も未だあるが父の13回忌、兄の危篤時、兄の葬儀にどんなにお願いをしても、子どもに来てもらう事は叶わなかった。

子どもから見れば祖父の法事、仲の良かった叔父の死となる。兄の病気や葬儀については緊急時であるし、お願いをすれば子どもだけでも来ていただけると考えていたが叶わなかった。


兄の49日を過ぎたあたりから母が急激に元気をなくし、老け込んでしまったように感じている。食事の量も減り。口数も減ってしまった。

実の息子に先立たれ、唯一の孫に会えないのだ。当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。

70歳を超えた母親にこんな思いをさせてしまっている事を心苦しく感じている。なんとか子ども(孫)と自由に会わせてあげたい。

そう思っていたが、母から見れば私は残された唯一の子ども。その子どもが実の子どもに会えずに苦しんでいる姿を見る事も、それに対して自分が何も出来ないという事も母をより苦しめてしまっていると言う事に今更ながら気付いた。

現状定期的に顔を出す事ぐらいしか出来ていない。なんとか親孝行をしたいと言う思いが募るが、子どもが自由に祖母に会える、別居親に自由に会える。これの実現が唯一の親孝行だと考えている。

共同養育。共同親権。

妻には子どもの事を最優先に考えて欲しい。そう切に願う。

夫婦が離婚をしてしまったとしても子どもの親である事は変わらない。子どもは親と引き離されないに権利を持っている。子どもの事を考えお互いを尊重出来れば、皆がもっと幸せを感じる事が出来るはず。今のままでは誰も幸せになれない。

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