子どもの最善の利益とは

別居親となって早1年1カ月が経過しました。DV無し、生活費全額私が負担、ギャンブルはしない、育児と家事は積極的に参加していましたが1年1カ月で子どもとは3時間しか会えていません。

妻が私をどうしても好きになれない、一緒に住むことは出来ないと言うのであれば離婚は致し方ないのかもしれません。でも親子の関係は分けて考えて欲しいと思います。

子どもとの関係は非常に良好でしたし、本当にたまにしか会えていませんが今でも子供との関係は良好です。

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子どもの福祉、利益を考えるのであれば子どものために両親間の紛争を緩和することが必要なのではないかと感じますが、日本にはこれをしてくれる支援がありません。調停員、調査官、裁判官はこの支援は全くしてくれません。

面会交流をしない事が子どもの福祉に適うのだろうか?

父母が敵対する事が子供の福祉に害すると言うこと

父母が協力する事が子供の利益に適うと言うこと

夫婦の問題と子どもの問題を切り離して考えること

同居親が精神的に負担だから面会交流を回避している状況は本当に子どもの適うのだろうか

高葛藤の親には面会交流実施前の教育が必要なのではと感じますが、コレも日本には不足していますよね。


共同親権に反対する方々がDVを理由としていますが、これについても不思議な話だなと感じています。DVをされていたと言うエビデンスが全くないと言う事。DVをされていたと言ったもの勝ちになっている状況が不思議です。何をもってしてDVをされていたと主張しているのか。勿論DV被害を受けていた方を守る事は必要です。ただ日本の現状で言えばDVを本当に受けていた方と虚偽DVを訴えている方が混同している状況。そもそも諸外国では今DVと言う言葉はあまり使われず、IPV(Intimate Partner Violence)が使われるそうです。

IPVケースで養育計画を作成する時に考慮すべき側面として以下があげられているようです。

・暴力の程度

・暴力のパターン

・暴力の主な加害者

・親の養育の問題

・子の視点

こういった視点なく全てDVと言う言葉で一括りしている現状に疑問を感じますし、DVがあったのだから子どもを会わせる事は出来ないと言う主張は本当に子どもの視点にたっているのだろうか。子どもと別居親を会わせないと言う行為は片親疎外行動に値すると感じます。片親疎外症候群には以下の8つの症状があるとリチャード・A・ガードナーさんが発表されています

①別居親拒絶

②非合理な理由

③両面感情の欠如(白黒思考)

④自分の意向であると強く主張

⑤同居親を反射的に支持

⑥罪悪感の欠如

⑦借りてきた脚本

⑧別居親の親族も拒絶

片親疎外についてはケリーさんが「ごく一部のフェミニストや法学者が片親疎外の存在に異議を唱え続け、片親疎外の深刻さ、影響力、持続力を軽視し、裁判所命令によるあらゆる教育的ないし心理臨床的な介入に強く反対している。しかしながら、メンタルヘルス専門家および家族法専門家のコミュニティでは、両親の離婚後に別居親に対して病的な片親疎外を示す学童期後期そして思春期の子供たちが存在すること。長く続いた敵対的な監護権紛争による高葛藤離婚で片親疎外のリスクが高まることについて全般的な合意られている。」

またWHOはICD-11(国際疾病分類第11版)の「親子関係の問題」の検索用語に片親疎外を含めることを公式で発表(正式発効は2022年予定)。

片親疎外の行動として以下が上げられるようでう

①別居親の悪口を言う

②交流を制限する

③コミュニケーションに干渉する

④別居親の話題や写真を制限する

⑤愛情を撤去する、拒絶に見返りを与える

⑥別居親は危険という印象を子に与える

⑦親を無理矢理選ばせる

⑧「別居親は子を愛していない」と言う

⑨子に秘密を打ち明ける

⑩別居親を無理矢理拒絶させる

⑪別居親についてスパイ行為をさせる

⑫別居親には秘密にさせる

⑬別居親を呼び捨て

⑭継親を「母」「父」と呼ばせる

⑮別居親に医療、教育、その他の重要な情報を伝えない、名前を削除

⑯別居親との関連を消すために子の名前を変える

⑰別居親の権威を下げる

別居親の皆さんは上記の行動の被害にあっている方が多いように感じます。

同居親の皆さん、お相手の事が憎いあまり上記行動をとっていないでしょうか?気持ちは重々わかりますが、その行動はお子さんの最善の利益となっていますでしょうか?

仮に夫婦が離婚したとしてもお子さんにとっては父親であり、母親です。是非お子さんの最善の利益とはと言う視点にたってお子さんの未来のために協力しあえる関係を築いて欲しいと思います。

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勿論我が家も同様です。未だ離婚はしていませんが、仮に離婚したとしても子どものための最善を考え協力しあえる関係を築きたいと考えています。




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