担任に2年間いじめられていた話②~いじめの始まり、長縄~

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始まりは、9月。長縄(大縄)の練習が始まった頃だった。
それまでにも、給食が食べきれなくて怒られたり、昼休みにも食べさせられたりは日常茶飯事だったけれど、それは私だけではなかったから、いじめというにはなんだか軽すぎる気がする。今では、それも体罰だという意見もあるようだけど。
話を戻すと、私の通っていた小学校では9月から12月にかけて長縄に力を入れていた。クラスごとに記録を競う時間もあった。
私は長縄が苦手で、連続飛びすらできないタイプだった。5年生になって初めての長縄の授業でT(担任)に怒られたこともあり、練習にはなるべく参加して、連続飛びは出来るようになったがまだ引っかかることもあった。
毎日練習を頑張っていたが、委員会の仕事が入ってしまい、休み時間の練習に参加出来なかった日があった。
その日の午後、体育の時間で長縄をした。そこで、私は引っかかってしまった。
制限時間が終わった後、Tが怒鳴った。
「なんで1番できない奴が練習に来ないんだよ、自分が足引っ張ってんのがわかんないのか？」
正論だと思った。だからただ、俯くしかなくて。
それだけで終わればよかったものの、
「周りの奴もなぁ」
まだTの言葉は続いた。