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ぼくは毎日こんなことを考えている

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2024年5月の記事一覧

ヒルベルト空間といえば量子力学の数学的基礎づけのために開発されたアレ。これが形になるまでの道のりが、物理学の書物できちんと語られることはまずないようです。あれは数学史の範疇だから。ひとりで追うしかないのか。

KK
2週間前
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AIが人間に反乱を起こすなんてことは本当は今後もなくて、AIによって思わぬやり方が各界で見出されて現行秩序が瓦解するという恐怖心が、そういう空想を刺激したのだとみます。先が見えないと昔の近未来ものを引っ張り出して不安と期待を語る、いつものパターン。

KK
3週間前
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「囲碁がもはや囲碁に見えない」と往年の名人

私の家はかつて朝日と日経と地元紙の三つを購読していました。今は日経ひとつです。そこそこ目…

KK
3週間前

複素数平面をガウスが発案したのでしたか。二次元平面と見た目は同じ。これのおかげで実数と複素数の相互乗り入れのめどが立って、そのための特別切符としてエルミート性が、ひいては「線型性」が浮上した…という史観は大胆すぎる?

KK
3週間前
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某ジャニーズ事務所のアレを世界的スキャンダルに仕立て上げたBBCのやり口に前から違和を抱いてきました。いずれ私ならではの超へそ曲がりな小論を世に問いたいなーと考えています。2017年にNYTが正義の使者顔でなさったアレとMeToo運動が、英語帝国主義を後光に暴走したものと見る。

KK
3週間前
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論文と論文の影響関係を図表化する

数学史は面白いです。これまでいろいろ手を出してきました。掘り出し物的なものがほかにも地元…

KK
3週間前
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スヌーピー・ファミリーとアメリカ算数史

数学史の書物はいっぱいあるなかで 昨日(厳密には今日の午前深夜、つまり就眠前)この本を読み切りました。 これがなかなか読ませる。日本語訳がとても自然で、日本人著者による著作かと思ったほどです。改訂版の邦訳が2018年に刊行されているそうなのでそちらもいずれ読んでみたいところです。 私が読んだのは全5巻のうち最終巻です。19世紀から20世紀前半にかけて、つまりガウス複素数からコホモロジーまでを、いろいろな数学者たちの裏話も交えながら、軽快にして本格的な数学史が語られて

数学科で挫折を味わい中の、元秀才の貴兄に

『数字であそぼ』というまんががあるそうです。そうですとしたのは私は未読で、たまにウェブで…

KK
3週間前
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数学王ガウスの裏をかこう

YouTube にはいろいろな数学系動画があります。 昨日、こんなのを拝見しました。「正規分布」…

KK
1か月前
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e^i はいつ、どうやって量子論に混入しだしたのか?

「量子力学」の名称は、今からちょうど百年前に提唱されました。 前に紹介したとおりです。ド…

KK
1か月前
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さんすうは数学ではなく児童心理学寄りに成らざるを得ない

掛け算の順序問題については前から興味がありました。 「なにそれ?」と思った方はウィキペデ…

KK
1か月前
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ちょいと面白げな音楽分析エッセイが形になってきています。目下デバッグ作業中。文筆の才能は、最終的にはSEのセンスと重なる気がする。

KK
1か月前
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情報の集積地が物理的に決まっていた時代がとうに過ぎ去って、ウェブ検索にくわえ対話型AIのおかげで情報格差、自己学習格差が薄れている。エントロピーの急激な増大は個人と文明全体の双方にどんな影響を及ぼしつつあるのか?

KK
1か月前
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日本では1985年(昭和60年)に電電公社がNTTとなったのと共に、電話回線が電話以外の使用に開放され、パソコンとパソコンをつなぐホスト局(そう局です局!)が現れました。解説を読んでいて閃くものあり。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E3%81%AE%E6%A0%B9BBS