子供って残酷だ。
高校時代の職場体験の授業で、僕は高校付近の保育園を選んだ。
ひとりっ子である僕にとって、弟、妹は憧れの対象であり、小さい子と遊ぶということがすごく新鮮でキラキラしたものごとに思えたからだ。
職場体験を通してつくづく感じたのだが、子供の言動や行動は、ツッコミどころが多くて面白い。
特に面白かったことを順に挙げていく。
女の子「 うちこないだなぁ、お母さんとお料理してん!」
僕「へー、何作ったん?」
女の子「オムライス!」
僕「へー、難しかった?」
女の子「めっちゃ簡単やった!切って混ぜて焼くだけやった!」
「切って、混ぜて、焼くだけ。」
お母さんに謝れ!
切って混ぜて焼くだけやない。鮮やかな盛り付けとか、適切な分量とか、色々計算してお母さんは作ってくれてんねん。
わしなんかチンするだけしかできひんねんぞ!
お母さん舐めんな!
続けていきます。
男の子「おじちゃん柔道やろ!」
僕「おお柔道か!えーよやろか」
男の子 「俺道場で1番強いからな!行くで!」
男の子は僕の胸元らへんを掴み、投げに行った。おそらく背負い投げのフォームで。
僕はわざと投げられようと思ったけど、男の子背負い投げのフォームやん。確実に潰してしまうやん。
投げられることはできないが、褒めたりして盛り上げてやりたいと思った。
だからなんか適当に、「強いぞー!」とか、
「やばいやばい!」とか言って、盛り上げていたような気がする。
すると男の子は突然泣き出し、
「おじちゃん重いー!!!!!!」
と、大声で泣き叫んだ。
僕は心の中で、
「なんかごめんなー!!!!!」
と、大声で泣き叫んだ。
なんかごめんな。おじちゃん減量して出直させてもらいますわ。
いや、よう考えたらおじちゃんてなんやねん。
わしこの当時16ですよ。
次で最後です。
男の子 「おにいちゃん、喧嘩の勝ち方教えたるわ」
僕 「おお格好ええやん、教えて教えて」
男の子 「まずな。相手の足踏むねん。そのあと股蹴って、顎ドーンてして、倒れたら蹴りまくんねん。」
足踏む、金的、ダウン後の追撃。格闘技の反則技集やん。
子供って残酷だなあと、深く感じた瞬間であった。
今週はこんなもんです。
個性を伸ばしてすくすく育ってほしいですね。
お疲れ様でしたー!!!
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