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「さくらの日の桜餅」

ちょっと息抜きに桜餅の絵を描きました。
Glazeかけてたら「さくらの日」が過ぎてしまった。

関東の「長命寺」・関西の「道明寺」

3月27日は「さくらの日」でした。
「3×9(咲く)=27」の語呂合わせと、七十二候の中の「桜始開」の時期であることから。
ちなみに2024年の「春分の日」は3月20日。
気候は春だか冬だか梅雨だかようわからん日々ですが。春雨?

"そもそも桜餅は、江戸時代、隅田川のほとりに建つ長命寺の門番であった山本新六が考案したという。新六は大量に落ちてくる桜の葉を利用できないかと考え、塩漬けにして餅を巻いて売り出したところ大変な評判となり、それが全国へと広まっていった。"

うちの郷土料理:農林水産省

私は関西民なので、
桜餅といえばピンクのつぶつぶ餅生地であんこを包んだ「道明寺」がお馴染み。

"大阪を含む関西では、道明寺粉を使って作る桜餅が主流である。道明寺粉とは、もち米を蒸して乾燥させた後に粗くひいたもので、和菓子によく用いられる。1000年以上も昔に大阪・藤井寺市にある道明寺で初めて作られ、保存食として重宝された。"

うちの郷土料理:農林水産省

「長命寺」の存在を知ったのは大学生くらいの頃。
食べたことはまだありません。
生地はお店によって小麦粉だったり白玉粉だったり上新粉だったりするらしい。
考案者・山本新六を創業者とする「山本や」が現在も「長命寺桜もち」を販売しているとのこと。こちらの生地は着色されていない白色で、桜の葉が3枚巻かれているのが特徴なのだとか。

ひな祭りの菱餅もそうですが、お餅やお団子にピンク色がついたのは比較的最近(明治以降かな)のようで。

島根県には薄緑色の桜餅があるらしい。
これはこれで春っぽい。


桜湯、桜酒、桜ティー?

桜といえば、昔カフェでバイトをしていた時に「さくらティー」という期間限定メニューを扱ったのを思い出します。
カップに桜の花をセットしておいて、お客さんがポットでお湯を注ぐとカップの中で桜の花がふわっと開く…という。
「桜茶」は、桜の塩漬けにお湯を注いだお茶のことで、「桜湯」と呼ばれることもあります。便宜上「茶」と呼んでいるだけで茶葉は不使用。
しかしそれとは別に桜のフレーバーティー「桜紅茶」もあるようで。

この時期には洋菓子屋さんにも桜スイーツが並びますね。
近所の桜並木がほころぶのはいつ頃かしら。



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