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「復活祭のシムネルケーキ」

2022年のイースター(復活祭)
西方教会で4月17日、東方教会で4月24日
(基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」らしい。ややこしい…)
十字架に磔にされて死に至ったキリストが、その3日後に復活したと言われています。多くの宗派にとってイースターはクリスマスよりも重要なお祝い事なのだとか。

「イースター」という名称は
ゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」に由来しているともいわれています。
私の持っている魔女に関する本では、イースターは「生殖の女神」でありこの女神を象徴しているのが多産である野ウサギで、春の女神はウサギになって地上に現れるとされている、とありました。
後にヨーロッパに普及したキリスト教がこのあたりの「春の祭り」を「復活祭」として取り入れた…というかんじらしいですね。
ちなみに同じキリスト教でも「イースターバニー」は西方教会だけの習慣なのだそうです。

シムネルケーキとは?

シムネルケーキ (Simnel cake)
イギリスやアイルランドにて、レント(四旬節)期間の中ごろ〜イースターで食べるケーキ。
上にマジパンでできた11個の団子を並べる。
これはイエスの12弟子からユダの分の1を除いた数字であり、最後の晩餐を象徴するともいわれるが定かではない。
ケーキの中にはドライフルーツがたっぷり詰まっている。

ケーキの上にコロコロと卵が並んでいてかわいい!
…と初見では思ったのですが、別に卵を象ったものではないらしい?
現代ではいかにも卵っぽく仕立てたマジパンを飾ったり、ウサギやヒヨコ、エディブルフラワーを飾ったりと華やかなシムネルケーキがたくさんあります。
またこのケーキはイギリス・アイルランドの母の日にも供されるそうです。

マザリングサンデイ(Mothering Sunday)
2022年のマザリングサンデーは3月27日。
キリスト教暦のレント期間の第4日曜日(復活祭の3週間前)に祝われる。
(パンケーキデーとイースターの中間)
もとはマザーチャーチ(教区のメインの教会)に礼拝に行くというものが、次第に母へ感謝し贈り物をする日となったらしい。
この日にはシムネルケーキを食べたり、ラッパズイセンを贈ったりする習慣がある。


春を感じるお散歩中に「うさぎ型ビオラ」なるものを知り、
「描きたい!!」
と思い盛り込んでみました。ちょっと盛り過ぎた。
(大きめのものがパンジー、小ぶりのがビオラ、中間のがパノラになるらしい)

ちょうど開花シーズンだからか、イースターカードにビオラを描いているものも多いみたいですね。
そのほか、スイセンやネコヤナギも定番らしい?



華やかなイースターボンネットをかぶったり、
スプーンで卵を運びながら競争するエッグレース
彩った卵で宝探しをするエッグハント
チョコレートでできた卵やウサギなど…
イースターは絵に描いてみたくなるものがいっぱいですね。
日本ではマイナーぽいですがホットクロスバンズ、マザリングバンズといったパンも。
また描きたいな。



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