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無駄なことをすること

「若いうちに無駄なことをしておくことがこれからの人生において付加価値がつく」

効率良く生きたい。

自分は怠惰で、気まぐれで、めんどくさいことが嫌い。だから「うまく生きる」ことを意識して、できるだけ無駄なことを避けて、効率良く生きてきた。

でも完璧に効率的に生きてきたわけではない。遠回りもしたし、泥臭く努力したこともある。ここ最近はどうやら本の読みすぎで変に意識が高くなってしまった模様だ。これは意味ない、効率が悪い、この人と話しても意味ない。そうやって人を選び、場所を選び、手段を選んだ1年だった。

3ヶ月前、社会人になった。日系大手金融機関に入ったら、そんなこと言ってられないくらい全てにおいて無駄が多すぎた。自分が経営者だったら、「ここはこうして、ここをこう改善して、、、」と思うことがたくさんある。

でも1つもそんな権限がない人権がない歯車末端権力0社員の新入社員である自分は思うことだけだ。決して苦言を口にはしない。上司に改善して欲しいことを言ったら変に意識が高いやつが入ってきたと噂になり、調子に乗るなと同調圧力を受け、これから何年間かお世話になる組織の居心地が悪くなるだけだ(まあそんな環境の時点で何かがおかしいけど)。


ただ、とりあえず何者でもない自分はとりあえず、無駄なことをたくさんすることにした。目の前のことを頑張る。無駄と感じてもやる。

スティーブ・ジョブス曰く、実は無駄だと感じていた点と点がつながり線となることがあるらしい。スティーブ・ジョブス曰くと言ったが自分もそう感じた経験はたくさんある。そしてその経験はその時は無駄だと感じていたがとりあえず言われるがままに全力で取り組み、別に結果を出したわけでもない経験がいくつか重なり、それが繋がった時に結果が出たのだ。

つまり、若いうちは無駄なことを全力で取り組むことが大事になるのだ。


正直、社会人になって信じられないくらい全てのやる気が削がれた。

無駄の多い仕事、末端社員として1つも誰かに貢献していない充実感のない生活、淡々と過ぎ去る日々。ストレスが溜まり、休みの日は友人と遊びに明け暮れる。こうやって社会人は誕生するのかと身に染みて感じた。

この状況を客観的に見れている自分がいることにまずは自分を褒めて、無駄なこともたくさん経験して、でも本当に自分がやりたいことはちょっとずつでいいから続けよう。


20代は無駄なことをしまくります。




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