見出し画像

強みの見つけ方|スキル・能力・特性の違いとは?

「自分には強みがない…」「向いている仕事がわからない…」そんなお悩みをよく耳にします。

強みは必ず誰しもに備わっているものなので、無いのではなく、認識できていないだけなのです。

こちらのnoteでは、強みを分解して考え、強みを見つけるために必要なステップをご紹介しています。


強みとは?

強みとは、個人の魅力、長所、アピールポイントのことです。

また、強みは自信の源です。自分の強みを知ることで、自分の良さを認識し、自己肯定感が高まります。

強みの種類

強みは次の3つに分類できます。「スキル」「能力」「特性」です。

ミートキャリア|キャリアプログラムより

スキルとは?

スキルは、職能。つまり、後天的に身に付けられる技能や技術のこと。訓練や教育によって手に入れられるものを指します。

例えば、個人向け営業スキル、プログラミング技術、マーケティングスキルなどです。

職能と呼ばれれることもあり、職種に紐づくもの、とイメージするとわかりやすいでしょう。

能力とは?

能力とは、職種や場所が変わっても活かせる力です。何かを成し遂げるための力、またはスキルを支える力とも言われています。

例えば、思考力、判断力、表現力などです。

営業力(スキル)を支える「能力」は、プレゼンテーション力、傾聴力、提案力。これらは、能力の部類になります。

特性とは?

特性とは、個人に備わったパーソナリティのことです。性格や資質、才能と表現されることもあります。

例えば、外交的、内向的、勤勉的、怠惰的などです。

特性は、必ずしも良い結果につながるものではなく、時と場合によってはネガティブな意味合いを持つことがあります。

スキルと能力と特性の関係性

スキルと能力が良い結果をもたらすために発動するのに対し、特性は必ずしもそうではありません。

また、スキルは訓練や教育によって変容しやすいですが、能力と特性は変容しにくいものと言えます。

自分本来の良さは、能力や特性に現れます。一方でスキルは、学びや習得の成果とも言い換えられるでしょう。

強みの見つけ方

強みを構成する3つの要素、スキル、能力、特性の定義について理解できたところで、次はそれらの見つけ方を説明します。

スキルの見つけ方

スキルは、経験を通して身に付けたことなので、経験を整理し、深掘りすることで見つかります。

注意したいのは、経験=スキルではないということ。経験は事実の羅列であり、あなたの強みではないのです。

✔️経験=やったこと
・人事課で8年勤めた
・新卒採用を3年担当した

✔️スキル=経験を通して身に付けたこと
・入退社の手続きをひとりで対応できる
・採用歩留率を下げる選考策定ができる

さらに、スキルを見つける際、合わせて明らかにしたいことは、再現性です。再現性とは、文字通り、他の場所でも同じことができるかどうかということ。

『スキルを発揮できる「条件」は何ですか?』という問いに変換できます。

上記の例であれば、入退社手続きをひとりで行える「条件」とは何か。どのくらいの規模、どのようなツール・環境があれば、ひとりで対応できるのか。

スキルと再現できる「条件」を正しく知っているかどうかで、企業や仕事とのミスマッチが減ります。

能力の見つけ方

能力はスキルを支える力なので、スキルと合わせて言語化すると良いでしょう。

能力は、様々なアプローチ方法で見つけられますが、こちらでは紙とペンだけでできる方法をご紹介します。

まず、過去を振り返って成果が出たことをできるだけ多く書き出します。

次に、ひとつひとつのエピソードに対し、身についたこと(スキル)と、成果をだすためにどのような力(能力)を使ったかを書き込みます。

最後に、書き出した「能力」を読み返し、多く出てきた表現や重なり合う力を整理し、自分の能力を言語化します。

能力はひとりにひとつではなく、誰しもが複数持っているものです。ただ、その能力には強弱があり、どの能力がより自分を助けてくれているのか、上位の能力を知っておくことが大切です。

特性の見つけ方

特性は、アセスメントを受けて見つけることが近道でしょう。アセスメントとは、診断サービスのことです。

注意したいのは、心理学的根拠のないものや、診断結果の裏付けがないものを選ばないことです。

また、アセスメント結果はあくまでも仮説と捉え、実生活の中でその結果が納得感のあるものなのか、照らし合わせてみる必要があります。

例えば、アセスメントで「外交的である、誠実性が高い」という結果が出たとします。その結果を意識して1ヶ月過ごしてみましょう。

1ヶ月の期間内で「自分が外交的、誠実である」という仮説を裏付けるエピソードが起これば書き残し、納得感を高めます。

アセスメント結果とは異なる特性に気づくこともあり、診断して終わりにしないことがポイントです。

強みを知るメリット

ここまで強みの種類と強みの見つけ方についてご紹介してきましたが、そもそもなぜ強みを知ることが大切なのでしょうか。

強みを知るメリットは3つに分けられます。
①等身大の自分に自信がもてる
 強みは、自己肯定感と自己効力感の源です。
②望む仕事を手に入れやすくなる
 自分のウリを正しく把握&アピールできます。
③キャリアの方向性が決まる
 強みは、キャリア選択の基準になります。

自己分析でよく取り上げられる「価値観」「興味・関心」。このふたつもキャリア選択には必要な要素です。

ただ、価値観だけでは自信はうまれませんし、やりたいことを見つけても、情熱だけで仕事が手に入るかと言えば、簡単ではありません。

強みは自己分析において絶対に外せない要素であり、キャリア選択においては中心にあると言えます。

強み探しを終わらせる方法

これまでの人生で「スキル」「能力」「特性」を人に説明できるレベルで理解できていたことはありますか?

強みは、定期的に振り返り、アップデートする必要があります。つまり、強み探しは一度行って終わりではありません。

強み探しを終わらせるには、今の強みを知ることとと、強みの見つけ方をマスターすること、両方が必要です。強みの見つけ方を習得すれば、いつでも自分で正しく自己分析ができるようになります。

強み探し、終わらせませんか?

▼4月の期間限定企画

▼無料相談会実施中


▼30-40代の仕事や働き方のモヤモヤ解消はこちらへ|お役立ちnoteまとめ https://note.com/1starmoon/n/n42e1784dd26e?from=notice