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コンビニでアムラーのニセモノみたいなギャルがへそを出していた

この前コンビニに行ったら、アムラーのニセモノみたいなギャルがいた。ニセモノのギャルは店内で目立っていた。なぜならへそが出ていたからだ。

なぜコンビニでへそが出ていると目立つのかと思うかもしれないが、そう思うのは都会に住んでいる選ばれしものだけで、僕みたいな選ばれなかったものが住んでいる田舎のコンビニではへそを出しているギャルは見たことがない。

へそを出しているだけで目立つコンビニは田舎にある。

そのアムラーのニセモノは、へそを出して店内の商品を物色していた。

まあそれだけだ。別に他に何か悪いことをしていたとか、床をのたうち回っていたとかでもない。田舎のコンビニでアムラーみたいな服装で、へそを出していただけだ。それだけの話である。

もちろん田舎なので、へそ出しをしたギャルのへそをじっくりと見ていたのはおじさんである。じっくりと。いや、じっとりと見ていたと書いたほうがしっくりくる。へそをじっとりを見ていたそのおじさんをじっくり見ていたのは僕である。おじさんはへそを見て、顔を見た後に再びへそを見ていた。

「え、へそが出てる。なるほどこんな顔をしているのか。せっかくだしもう一回見ておくか」

そんなことを考えていたのではないかと思う。知らん。どうでもいい。

しかし、こんな田舎のどこからアムラーのニセモノみたいなギャルが誕生するのだろうか。なぜアムラーのニセモノをやっているのか。このニセモノの友達は、もしかしたらシノラーのニセモノをやっているかもしれない。だけど結局、アムラーの本物だって、安室ちゃんのニセモノみたいなものだ。

つまり、僕がコンビニで見たへそを出したアムラーのニセモノは、安室ちゃんのニセモノのニセモノになる。するとシノラーのニセモノも、篠原ともえのニセモノのニセモノになるというわけになる。知らん。すごくどうでもいい。

ああ、それにしてもへそを見ていたおじさんは、帰宅して家族に話して、年頃の娘にとても嫌な顔をされるのだろうか。しかし、もしかすると半年前くらいからすでに無視されている可能性もあるだろうから、おじさんの話を聞くこともないかもしれない。どっちにしろおじさんは報われない。

へそを出したアムラーのニセモノを見てしまったおじさんは、報われることはない……。

このへそを出していたアムラーのニセモノが、へそを見ていたおじさんの実の娘だとしたら私はもう何も信じることはできないだろう。知らん。


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