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なんで学校の友だちは友だちじゃないの?

「一切の義務的な関係がなくて、ゆるいつながりが維持されている人」が友だちです。

学級活動や授業、部活は、集団で行いますから、それなりのルール、モラル、配慮が必要です。つまり、「義務でやらないといけないこと」があります。

私が授業をするとき、気を付けるポイントの一つは「グループづくり」です。「はい友だちどうしでペアをつくって~」とすると、困る人がいます。何を隠そう私も、社会人の今でさえ「ペアづくりに困る人」です。

「授業で公的に学ぶペア」を「友だちという私的な関係」でつくるから、ギクシャクしたり気まずくなったりします。最近は、オンラインやウェブアプリで名前や出席番号を入力するだけで、自動的にペアをつくってくれるようになりました。ありがたい。授業であれば、グループは授業者が指定、もしくは生徒が相談するべきでしょう。(修学旅行の班など)。
 「学級の席替え」は、「仲のいい人(いわゆる友だち)」、「配慮が必要なこと」などに気を付けて行う必要があります。簡単にクジや自由で決められなくなりました。だから、学級という義務的で社会的な集団を整える立場の「担任」が、座席を決めます。(秋田市)

おまけ
 「授業で公的に学ぶペア」を「友だちという私的な関係」でつくる
あたりって、けっこう現実的に大事だけど、日本の教育分野でけっこうノーマークな気がします。
いわゆる「学級のグループライン」と根っこは同じです。公的と私的を混ぜるのはリスクです。
「職場で一人だけグループラインに入っていない」も同じだと思います。

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