見出し画像

意識的に行動することのむずかしさ.

僕はけっこう物覚えや,とりわけ勉強がとにかく苦手なもので,正直に言ってインプット/アウトプットの適切な比率であったり,仕事に繋がる学びってのがあんまりよくわかっていません.

そうは言っても,自分で自分のことを頭が悪いとわかっているのなら,それを少しでも補うために頭を常に動かし続けなければいけないことは重々承知していますから,僕個人的には読書の量でいえば一般的に本を読む方々よりは多く本を読んでいる方だと思う.

そういえば,僕が自分を新しい自分へと変貌させるために始めたことって,「そうだ,とにかく読書をしよう」って21歳の誕生日を境に天啓を受けた感覚がきっかけで,その時まではマンガや雑誌を探しに行く程度にしか通っていなかった本屋だったのだけど,人がコンビニで無意識に店内を一周するように僕も同じく片っ端からどんな本が実際積まれているのかを眺めることから全ては始まったのだなあとなんだか懐かしいような,つい最近のことのようだと不思議な気分になります.

話を戻して,僕が習慣の強さを実感したのはかなり後(おそらく個人差があると思うのだが)で,最初にまずは「読書をする」ことを習慣にしようとは全く思っていなくって,単に頭が良くなるにはただ考えるだけでは意味がない,具体的に思い描くことのできない事象はそもそも思いつくことすらできないのではないかって考えた際に,その答えを与えてくれるものは自分の頭の中にはない,先人たち=巨人の築いた礎を知ってこそ初めて,自分で好きに思い描く力が得られるのは「読書」しかないと僕は思ったから,読書を習慣付けようとしただけで,全員に当てはまるとは思ってはいません.

ですから,それぞれにあった自分が将来的に必要となるであろうこと(ここでは習慣としておきます)を想像した時に,現在の自分には何が足りないのかなんて瞬時に把握できる人は環境が特別な場所にあるか,あるいは優れたメンターや良き理解者に恵まれていることが多いので,自分で自分を再発見することを何よりも優先順位を上げて,僕のように読書を習慣にしようなどと思い立ってから動き出した方が,その習慣がしっかりと自身の当たり前のものとして染み付くまでに数年かかろうともそれは大きな問題にはなりませんし.

だからこそ,意識的に何かしらの行動をし続けるってのがすごく難しいのだけど.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?