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隣の部屋の人の話③(引っ越し第4話)

お久しぶりです。皆さん年の瀬が鬼の如く高速で暮れゆく中いかがお過ごしですか?
結果、2回引っ越しをすることになりました。事の経緯を愚痴りつつ書き散らかしたいと思いマッスル。

10月31日(月)

この日も老女から食べたくも無い蒲鉾や体臭を吸ったタオルを貰いイラついていた。断っても断っても強引に押し付けて来る。さすが79歳。図々しさはいぶし銀である。私の中のさっさと死んで欲しい人アワードにめでたくノミネートされる。

11月1日(火)

小雨の降る薄寒い中、新居の鍵を取りにハウスコム(あっ!ゆ、指が勝手に!うっ!)に暗い表情の面持ちで取りに行く。出かける為に部屋を出たら当然の如く老女が仕分けをしていた。話しかけて来るので鍵を取りに行くのと、大安だから移転届を区役所に提出する胸を話すと「あんたでもそんなこと(引っ越し日に大安とか)気にするんだね」とイラりとする一言。この老女は隣人が32歳下だからバカにする傾向があることが被害妄想が入っているとは言え多々感じる。はっきり言って他人をバカにしている。だから己が捨てられない物を押し付けられるのだ。相手に尊厳があれば、意見の一つも聞こうとするだろうが彼女の中では年下の人間は格下なので意見も聞かず問答無用で押し付けたり、マウントをとってバカにしていいらしい。それが滲み出ている。相手にもしていられないのでさっさと出かけて鍵を取りに行く。担当営業は顔も出さずに、別の営業が対応してくれた。マネージャーは愛想良く「すいませんね」とパッケージングされた笑顔で私に詫びにならぬ詫びを入れてきた。抵抗する気も起きず、しょぼくれたまま鍵を受け取り、区役所に届を出し、新居の掃除に行った。鍵を開け、部屋の中に入ると臭いのだ。あれ?おや?なぜか部屋全体が中年男性がつける香水の香りがガッチリするのだ。微香とかのレベルではない。仕方ないので100均で売ってるアルカリ電解水のウエットシートをクイックルワイパーに取り付けて拭き掃除をしまくった。夕方、部屋に戻るとまたTシャツなど押し付けられたので怒りに任せて夜中にゴミ捨て場に捨てに行った。ワイ、怒りの脱出。

11月2日(水)

この日もひたすら荷物を運ぶ。その度に老女が廊下に広げているゴミの上をミショミショと音を立てて歩かされる。正直、反対側にある階段を使って上段に上がって何もない廊下を歩いてエレベーターに向かいたいのだが、老女はそんなことせずゴミの上を歩いて住んでいる階のエレベーターに向かって欲しいと言うが、気も使うし、この上なく迷惑。座って作業する老女を跨ぐことも何度もある。昔ツイッターって身体を使うゲームシートがあったのだが、そんな感じ。ふとゴミ置き場に立ち寄ると、サイズが同じぐらいの紙の手提げ袋が10数枚キレイに揃えられ、可燃のゴミ袋にこれまたキレイに収められて捨てられていた。それを見た瞬間に「あいつ(老女)は本当に(優先順位がつけられない異常なこだわりがある)アホなんだ!」と呟いた。偶然、通行人が誰もいなかったことが幸い。私の中の常識なら、不用品として捨てる紙の手提げ袋を時間をかけて整理整頓までして捨てない。紙の手提げ袋を手当たり次第に可燃のゴミ袋にガンガン詰めて、ガンガンゴミ置き場に出す。老女はやっぱりアスペルガーか何かかもしれない。

11月3日(木)

この日の朝は5:48から廊下で作業し始める。芽生える殺意を尿意に変えてトイレに籠る。ワイが越して来るずっと前に老女は朝のルーティーン(迷惑行為)をしていたら通りががった同じフロアの住人に睨まれる話しを平然としていたのを思い出した。全く自分の行動が悪いと思っておらず、相手の態度から相手の心の読み取りが出来ず、本当に他人に迷惑かけてる自覚が無いらしい。やっぱアスペルガーだろうな?じゃないとワイが納得せんのよ…。朝8時過ぎに自力で持っていける荷物を持ち自分の部屋を出ると老女がいなかった為、ホッとして新居に赴く。荷物を置いて団地に戻った。外のゴミ置き場に近づくと清掃員のNさんが若いヤンキー男絡まれているのが見えた。

とちょっとした警察沙汰になった。
そして清掃員のNさんには大変親切にして頂き、老女の話を退去するまで色々聞いて頂いた。慰めてくれて意外な人が味方になった。Twitterでも数少ないフォロワーさんが応援してくれたので、それを励みに毎日頑張った。

11月4日(金)

ワイの引っ越し当日。10:00前には老女は何とか廊下を片付けてくれていて、滞りなく冷蔵庫や引っ越しは済んだ。残った物は翌日の退去日に全部やっつけるとして、早めに寝ようとしたら老女が廊下でガサゴソ作業をし続けていたので注意をした。

11月5日(土)

この辺からワシのメンタルがおかしいのK点越えになる。本人にお願いや、やんわり注意しても、自分が悪いと全く思ってないので、心を砕いて察して聞き入れようとしないし全く効いていない。もう、人間じゃない。自己中の塊である。隣人に配慮してる感じすら出さなくなる。処分費用を節約したいなら、退去のお願いが公式から最速で出た頃からコツコツ始めればいいのに…。※ワイは別経由で契約&町内会に入ってないので最速では知らない住民。
当日老女の処分いや、もとい、老女の部屋の不用品の処分にやってきた職人メンズ6名、パッカー車一台、大型トラック3台と20平米あるかわからないワンルームにそんなに必要?と自力引越ししながら経緯をチラ見してましたが、驚きの荷物の量です。衣装ケース四箱ぐらいにぎちぎちに入った古本を運び出しているのを偶然見ました。それを大型のトラックにドシャ〜とぶちまけていました。漫画か?!多過ぎ、多過ぎ、大杉漣。そして空になった衣装ケースをまた職人さんが運んでエレベーターに乗って行きましたとさ。思った以上に腐海、いや、樹海かもしれないし、底無し沼があるのかもしれない。9階だけど。11月なのに汗だくになりながらワイは思い出した。老女が玄関のドアを多々開けられなくなったエピソードを。老女『上の階の荷物が(住人が引っ越しして)無くなったから、重さが軽なるでしょ?んだで(玄関の)ドアが開く様になるんだわ』(ホワンホワンホワン…回想
は?自分が下の階の住民に同じ事やってなくね?モヤモヤしつつ新居にガスの開栓にやって来たガス屋からのタレコミで、不用品回収のメンズらに5,000円づつお小遣いをあげたことを知った。とんでも男尊女卑やん?うわー!きもー!キモモモモー!!!連日手伝ったり話聞いてあげたワイには嫌げモノばかり押し付けたり、あんたの近日の迷惑節約行動とはいったい何だったのさ?
もっと細かいことを言えばワイは前もって引っ越しの日時を細かく老女に伝えて何度もお願いしていたのに、老女側からは不用品回収の時間もどれくらい作業時間がかかるなどのアナウンスは一切なく、廊下に荷物山積みでガス屋さんもワイの部屋の横にあるガスの元栓に直で行けず上階に回ってガス栓を閉めた上に老女の部屋のガス栓も閉めさせられる羽目になったのだ。人のアポに便乗できる厚かましさよ…。
そして、何度も言うよ、何度も老女の部屋に訪れて説得を繰り返した公団の職員・ドアが開かなくなって呼ばれた私を含む周りの住人と最終的に呼ばれた消防隊員数名・そして不用品回収のメンズ達。大勢の人間の注目や隣人の私や清掃員のNさんにですらかまって貰って欲しくて迷惑行動に発展していたんじゃ無いだろうかとふと思う。独居老後に知り合いが転居や死亡で居なくなった賃貸住まいは寂しかろうと少しは感じたが迷惑は迷惑なのだ。だがしかし朝のルーティーンを迷惑やなと思いつつ注意もせず5年と6ヶ月放置した結果でもある。根気強く注意すればよかったのか未だに正解は分からない。清掃員のNさんには腹が立つと愚痴ったら「同じ区でこれからも暮らしていくのだから、穏便に済ませなさい」優しくと嗜められたのだ。Nさんの方が老女より大人で困っちゃう!w
後日、傘を取りに部屋の前に行くと廊下はゴミで散らかっていた。団地側からもまたもや警告文が張り出されていた。我々の支払っていた管理費はこのような使い方をされている様ですね。にっこり。じゃねーわーーーーーーーー!!!!もーーーーほんとにいい加減にしてーーーーーーーー!!引っ越したからいい様なものの、全く周りの人の話を聞き入れない筋金入りの頑固者だ。エレベーターで1階へ降りると偶然にも老女と鉢合わせた。迷惑かけたとゲヘゲヘと胡散臭い笑顔で謝られたが、こちらの心は動かない。自分が老女に対して増悪を抱いてるのが分かる。「朝3時半から作業頑張ってるの」って笑顔で報告して来るので「私、部屋に居なくてよかった」と言ってやったらピンと来てなくてバカに付ける薬ってマジで無いなと悟った。早朝から片付け頑張ったら知り合いに褒められるとでも思っている様だ。老女はゲヘゲヘと田舎顔でうすら笑いで話を続ける。「また出てきたんだ。お酒が!取ってくるから待ってて!」バカの極み乙女!私が何で怒っているか全く想像出来てない。断捨離の話したじゃないか。なんでモノで人の機嫌を取ろうとするのだろう?きっとそれで何とか人間関係を構築して来たのだろう。今までの雑談の内容から推測できる。老女に伝えたかったが伝わらなさそうなので辞めておいたが、ワイはただの隣人で、あんたの部下でも子供でもないんだと。瓶に体臭がまとわりついている酒など要らないので振り切って逃げてきた。全く持ってバカにつける薬はない。余談だが、老女には妹2人がいる。末の妹とは上手く行ってないらしい。そこから読み取れるのは老女である姉が強引で自己中な性格で支配したがるのを末の妹がそれを嫌がったのではないかと推測している。

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