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コロンボの市内(暴走)バスに乗る・・・シニアの海外個人旅行 スリランカのバスは、どれも暴走族並みの走り屋


 2024年2月12日現在、スリランカを旅行中で、コロンボ市内中心部のマンションに滞在中です。
 44階建てマンションの31階の1軒を借りています。部屋からは、コロンボのシンボルのロータスタワーが、すぐそこに見えます。

部屋からの眺め

 Airbnbで探した物件で、ここに4泊します。ホテルよりずいぶん安いのに、ベッドルームが2つ、トイレとシャワールームもそれぞれ2つずつついています。
 管理の警備員が24時間常駐していて、エレベータは専用のカードを使わないと動きません。快適で安全です。Airbnbについてはこちらに投稿

 スリランカの路線バスについて、外務省の海外危険情報には、危険だから乗車するのを控えるよう掲載してあります。
 実際に見ていると、街中でも田舎の町でも、スリランカのバスは常に暴走しています。走行中は、クラクションとパッシングで、前車をあおりまくります。対向車があろうが、無理やり追い越しをかけます。
 この走り方は伝統なのでしょうか。おとなしい走り方をするバスは、いっさい見ることはできません。私たちも外務省の情報のとおり、乗るつもりはありませんでした。

路線バス


 この日も昼食を食べに行くために、トゥクトゥクに乗るつもりでした。
 道を尋ねるつもりで、歩道にいた40代くらいの女性に声をかけましたが、英語がわからないようです。たまたま隣にいた80代くらいのおばあさんが、代わりに答えてくれました。
 近くに行くので、教えてやるといわれて、走ってきたバスに乗ることになりました。
 バスは、まだ完全に乗り切っていないのに走り出します。すぐに座ることができましたが、暴走バスの中では、座っていても振り落とされそうです。
 バスに乗るのは初めてだと言うと、いろいろ説明してくれますが、緊張して聞き取れません。

窓も扉も全開です

 そのうち、車掌と思われる若い人が、揺れるバスの中で料金を回収に来ました。行く場所によって料金が決まっているようですが、おばあさんが何か言ってくれたようです。500ルピーを渡すと、420ルピーのお釣りをくれました。
 一人分が40ルピー(約20円)です。バスの乗車は、ほんの数kmの距離でしたが、貴重な体験でした。調子づいて、レストランからの帰りにもバスを利用しました。

バスの車内

 乗るのは簡単にできましたが、降りるのが大変でした。
 車掌におりたいと伝えると、バスは止まってくれました。なんと、2車線の追い越し車線上に止まりました。扉は常に開いているのですが、横を次々と車が通過します。乗る人は上手に車をよけて乗ってきますが、シニアの私たちは降りることもできません。何とか車掌が合図してくれて、無事に降りることができました。
 バスの車掌は若い人でしたが、若い人でないととても無理だと思いました。扉から身を乗り出すようにして、運転や乗車の補助をしています。暴走して揺れる車内で料金の回収もしています。どのくらいの収入があるのかわかりませんが、大変な仕事だと感じました。
 コロンボの市内バス乗り場は、ある程度決まっているようですが、手を挙げればどこでも止まってくれるようでした。降りる場所もほぼ同様の感じです。

トゥクトゥク(乗車中)

 若い人はともかく、私たちのようなシニアは、乗らないほうが良いと思います。ちなみに、トゥクトゥクなら今回と同じ距離で200ルピー(約100円)です。なお、トゥクトゥクに乗るなら、メーターのついたものに乗ることをお勧めします。

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