見出し画像

Elmarit 28mm f2.8 3rdを買った話②

①の続き。
 
エルマリート購入から数年後、M10M(購入話はまたいずれ)を購入した翌日に初めて「Elmarit 28mm f2.8 3rd」を取り付け、電源を入れた。
ひとしきり設定を終えて、エルマリートを付けたカメラを首から下げて出かけた。
 
とりあえず最寄り駅まで歩く。
高層マンションと高架線路の間、細い歩行者専用の通路で1枚撮影した。背面の液晶に映し出された写真を見てびっくりした。
「ここまで写るのか。」
 程度の良いレンズとはいえ、40年程前のレンズなのだ。
ボディの性能もあるだろう。しかし、レンズがなければ写真は基本的には撮影出来ない。レンズの性能もまた非常に重要なんだよな。
小一時間程ブラついてシャッターを切って歩いた。
Wi-Fiでスマートフォンに早速jpegデータを転送(買った当初、LeicaFOTOSはrawデータを転送出来なかった。)してみた。
さっきの背面液晶でも驚いたけど、スマートフォンの画面に出てきた写真を見て更にびっくりした。
カーブミラー越しのセルフポートレートは拡大すると、まるで「フィルムの様な粒状感」でクロップすると全く別の写真になりびっくり。絞りこんで撮影したまだ真新しい最寄り駅の外壁を撮影した1枚は物凄い質感でまたびっくり。
「エルマリートよ、君はこんなに凄いレンズだったのか。」
癖がなくよく写る、けれど人気がないから値段は比較的お手頃。けれど、とても優秀なレンズ。
 
僕はそれを知っている。

クロップしたカーブミラー越しのセルフポートレート


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?