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イジメられたことが無いかたに読んで欲しい記事

ここではイジメられた経験がないかたにも
伝わるように記事を書いていきます。
ぜひお読みください。  

ーーー学校というところは子供時代を過ごし、
良い思い出を作っておいて、
社会人になってからも時折思い出して
心のオアシスとして楽しむーーー

それが健全な「学生時代の思い出」です。
ですが学校でいじめられると、心のオアシスどころか
一生残る心の傷、トラウマ
「心的外傷」になってしまいます。

トラウマが作られると、
何度も何度も思い出しては心を苦しめ、
フラッシュバック、パニック障害になったりします。

惨めな思いを引きずり、
「自分は惨めなんだ」と間違った劣等感を
抱くようになり、大人になっても
引っ込み思案で臆病になります。

そう、いじめられることで人生が変わってしまうのです。

何故そんなにも人生に影響してしまうのでしょうか?

実は学生にとって学校とは「世界」なのです。
反対に、家は『安全地帯』です。
家で心を休ませて、安心して寝て、食べて、
心のエネルギーをたくわえて、
外の世界→「学校」に飛び出して行くのです。

学生にとって、濃い人間関係があるところは
「家」か「学校」しかありません。
だからこそ、家と学校の人間関係は子供に
ものすごく大きく影響するのです。

「学校」でいじめられるということは、
「世界」から拒絶されているのと同じです。
その状況で学校に行くのは
「世界に拒絶されに行く」のと同じ。
学校という世界が耐え難い苦痛になります。

その苦痛だらけの学校に週に5回も通うのです。
避けられたり、陰口を言われたりして
「現実に苦しみを感じる」のを週に5回です。
耐えるのがやっとです。

それでも勉強したり、運動したり、掃除したり、
登下校しなきゃいけない。
冷たい視線を浴びながら教室に居なきゃいけない。
避けられながら1人で廊下を歩かなきゃいけない。

いつ何をされるかわからない。
靴を隠されるかも知れない。
ノートや教科書、机に落書きされるかも知れない。
お弁当が捨てられるかも知れない。

学校に居るといつ悪口を言われるか、
陰口が聞こえるかわからない。
トイレに入ると何かを投げられるかも知れない。
椅子に座っているだけで後ろから何かぶつけられるかも知れない。

地獄のような責め苦です。
地獄の苦しみの中暮らさなきゃならないんです。
いじめられている人は。
(「〜知れない」と書いたものは実際に起こり得るものです)

毎週5日間、それらに耐えながら生きていく。
ひとつひとつの出来事にショックを受けながら。
「良い思い出」を作る場所だったはずなのに、
なんで自分だけ。

そんな状況で何ヶ月も、何年も暮らしたら、
いったいいくつ、いや何十個
トラウマができてしまうでしょう。

「イジメなんて、少しの間だけだろう」と
考える人もいるかも知れませんが、
先生からのキツいお叱りがあるか、
転校するかをしないとイジメは終わりません。

イジメる側は「人をイジメること」に快感を覚え、
止まらなくなっています。
「自分からやめる」ことはまず無いと思って良いでしょう。
謝ってくれる確率は絶望的に低いです。

それでも勇気を振り絞って周りの大人に相談しても
「気のせいじゃないの?」「偶然だよ」
などと言われるともう逃げ道がなくなります。
地獄に居るしか無いのか。と絶望します。

学生が、子供がイジメの相談をするときというのは、
必死で、本気で助けて欲しくて言っているのです。
この地獄から救ってほしいと、声を絞り出しているのです。

それなのに大人は、「大したことじゃ無い」
「心配しすぎだ」「勘違いだろう」と
相手にしてくれない。そういうケースは多いです。

子供がどれだけ苦しんでいるか。
常に寄り添って、子供の目線で考えているか。
周りに子供がいる方は気を遣ってあげてください。

周りの大人が頼りになってくれないと、
自殺してしまう可能性が上がります。
苦しいからです。寂しいからです。悲しいからです。
地獄のような毎日を暮らしたくないからです。

「誰も分かってくれないのか・・・」
「自分はあの人たち(大人)にとって大切じゃないんだ・・・」
「自分には価値が無いんだ・・・」
「自分は愛されてないんだ」

そんな気持ちの学生がたくさんいます。
だからこの記事を書いているんです。

お願いだから分かってあげてください。
感じ取ってあげてください。

ただでさえ今、イジメのトラウマで
精神障害を患っている人がいるんです。
(私もその中の1人です)

イジメの記憶はずっと残る。
でも1人でも手を差し伸べてくれる人がそばにいたら、
被害者はずいぶん楽になります。
少なくとも世の中に絶望して死を選ぶことはないでしょう。

お子さんがいるなら、学校で今日何があったか、
頻繁に話を聞いてあげましょう。

お子さんの目は明るいですか?暗くなっていませんか?
落ち込んでいないか?塞ぎ込んでいないか?

逆に「心配かけないように」と
不自然に明るく振る舞う子もいます。
「明るすぎる」時も心配しましょう。

子供と普段からコミュニケーションしていれば、
相談もしやすいです。
お子さんと話しましょう。
本当の心で話し合いましょう。

また、「人をいじめたことがある」かた。
これを読んで何を感じたでしょうか。

軽い気持ちでいじめたとしても、
人を地獄に突き落としていた事実は消えません。
これからは絶対に人をイジメないように。

放っておくといずれ「元いじめっ子」のあなたが
ひどい目に遭いますので、
何かボランティアすると良いですよ。
人をおとしめた分、人のために動いてください。

「自分ばかり・・・」
「なんで分かってくれないの」
と思っている人々に、
癒しと救いがもたらされる事を願って。

            安井メロン改


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