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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.61 ありがとうございます。ふるさとからのお見舞い

おはようございます。
今朝の板橋の日の出模様
動画で約30秒撮影させて頂きました。

今日は雲一つない空です。動画アップを短い時間で撮影しはじめて、いつも同じような景色でも毎日違っているんだな~と。そこがまず感動。

日々是良日

秋田の友達に先日の動画をLINEで送ったら「涙がでちゃう」って言っていただき、それだけでも、「心清らかに」のお役に立てたのかな?と嬉しいことで昨日はスタートしました。

それで、午前中は雨が降らないとの予報だったこともあり、午前10時頃からお地蔵さんを掘り出しに歩きました。今回も、また、北東が吉方角だったので、北東に向かいました。北東は「現状からの切り替え」の意味があるらしく、この地球全体に広がっているコロナ禍が穏便に収束してほしいことと、私の歩き地蔵さんも少しでも多くの方に読んでいただき、読んでいただいた方々に何かほっこりの気持ちになっていただけたらいいな~みたいな気持ちも抱き歩きました。

このような恰好いい志もあるんですが、実の所、やはり、私は「自分が何よりも、お地蔵さんにお会いできるのが自分の心の芯の部分で、じんわりと暖かい気持ちになっている」

だからこそ、「辞められない止まらない歩き~~~のお地蔵さん巡り~」(カルビーのかっぱ海老せんの乗りでお願いしますね~~~)となっている。と今朝、また、友人と最近の話をチャットして気が付きます。

それで、昨日は夕飯食べて、眠くなったと思ったら宅配便が届きました。

社長からのお見舞いの品々

秋田の通り町の老舗スーパーの関谷さんから、秋田ゆかりの品々や果物、大事に乗り切れとの暖かいお手紙をいただいたのです。

送ってくださった方は秋田のきりたんぽの老舗佐田商店の佐田社長でした。最近、このnoteをツイッターとFACEBOOKとLINEのタイムラインにシェアでお知らせしていて、LINEで私のnote目に止まってくださったようで、その後元気か?とのふるさと便りでした。

今日はお地蔵さんのお話の前に佐田商店さんと私の出会い、そして皆さんの温かさをご紹介させてください。

佐田商店さんと私の出会いは、実は夫を亡くし、失意のどん底にいた時に遡ります。子供二人連れて、出戻りで戻り、一年は休養させていただいたのですが、ある日、母が「アコちゃん、家にばっかりいると逆に落ち込むかと思うからちょっくら仕事にパートでいいから行ってみたら?」と言ってくれたんですね。

それで、だんだんと、社会人としても復活したい気持ちもあって「そうだね」とハローワークに行き、探し当てたのは「年末のきりたんぽセットの発送伝票の発行」という仕事でした。それで面接に行くと「発送伝票の仕事はもう決まったから発送の仕事をしてほしい」と言われ、基本的に素直な私は二つ返事で「はい」と翌日から発送の仕事をします。しかし、雪深い冬で、荷物を工場から事務所までカートに積んで移動するのですが、ガタガタして荷物がひっくり返ったり、その当時はセリを新聞紙を水で濡らして湿らせてつつんで送ってて、湿らせる感覚が、、、おおざっぱな性格の私なので、びじょびじょにしてしまって、先輩のお母さんに「どれ、これだば、ダメだ~。こうやるんだ~」って、とにかく、優しく指導してもらいました。

それから、何年後かに私は自分で会社を立ち上げます。それで、異業種交流に行った時に佐田社長がいらっしゃたので、「社長、覚えていらっしゃいますか?私、子供が幼くって、夫が亡くなって大変だった時に社長の所できりたんぽの発送の仕事、パートで採用してもらって、仕事できなくって、本当に皆さんにお世話になったんですよ。覚えたいらっしゃいますか?」て名刺をお渡ししながら話しかけさせていただくと

社長は

「ん?なんだと~~~。ん?」って

おそらく、しっかりとした記憶には残ってなかったのかな・・・

けど、しばらくして社長から私の会社に電話がきて

「なんとちゃんと履歴書あった~。あんた、〇〇大学出てたのか?なんと、そのような人に発送の仕事なんてさせて、悪がったな」

とおっしゃるので

「なんもです。本当にあの時、助かったし、楽しかったんです。クリスマスの時の鳥の丸焼きとか忘れられないです。あと、休憩時にまさご食堂の出前を二階の休憩室で食べたのも美味しかったし・・・とにかく、お母さんの皆さんに優しくしていただいたこと、忘れられないです」

と一気に自分の気持ちを言うと

社長は

「んだが~」って

それで、ある時にちょっとの期間ですが、豊田市に引っ越す前に会社の文章を書くお手伝いをさせていただいてました。

で、

社長の顔はこんな感じで

佐田社長

社長に似ている、にんびり地蔵さん


一見、強面なんですが、話すと笑顔が最高で、ラグビーをしていらしたので、「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」の魂のある方。けど、雰囲気はゆったりしている上のお地蔵さんのような一面もあって、、、、とにかく、

私は、昨日の秋田どっさり土産には、びっくりと感動と、なんとしても治して恩返しをさせてほしいと・・・・。

そして、こちらも、お地蔵さんの参拝を続けてきたご褒美?

佐田商店のお母さんの皆さま


佐田商店の従業員の皆さんはお母さんって感じの方が多くって、私が30代の頃にお世話になった時の方も今も現役でニコニコとお勤めてされています。

佐田商店のきりたんぽは、お母さんたちの手で優しくもしっかりと握って固められたきりたんぽで、いい感じで、煮崩れしません。

かつ、お米も秋田の霊峰鳥海山の麓のあきたこまちを使っていて、素材に対する妥協はしないのが社長のポリシーです。

佐田商店さんのきりたんぽ


店頭で購入の場合やバラできりたんぽのみの発送の時には、きりたんぽは経木に丁寧に包まれます。湿気をとって、とにかく大事に大事にお届けされる。

昔、きりたんぽは、秋田の御もてなし料理の第一人者でした。佐田商店さんはもともとは鳥屋さんだったのですが、料亭の女将さんに「今、忙しくって、きりたんぽまで手が回らないんだ~。なんとかきりたんぽも作ってけねが~(きりたんぽも作ってほしい)」とお願いされたことがきっかけで、一流料亭の手ほどきを受けて、作り出したのが佐田商店のきりたんぽなのです。

煮込んでも煮崩れない


また、秋田と言えば、比内地鶏でもありますね。佐田商店さんの比内地鶏のたれも、じっくりごぼうなどの野菜と煮て、いい味わいなんです。で、そのたれ汁と鳥海山の湧き水と、セリ・ごぼう・糸コン・ネギ・比内地鶏・あと舞茸・・・で煮込みます。ここで煮込んで味が染みても煮崩れない。これが佐田商店さんのきりたんぽの技なんですね。

皆さんへ、ちょっとホームページの情報を貼っておきます。

もし、食べてみたいな~と思われたら、ご注文いただけると、私としては嬉しいです。

さて、ここで、歩き地蔵のお話に~。

その前、天気がいいので洗濯物を干してから、

次のVOL.62で歩き地蔵の話を書きますね。

61号は、感謝号。

お地蔵さんと佐田商店さん、本当にありがとう。

励みになります。

丁寧に生きます。

ありがとうございます。


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