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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語 VOL.26アイドル級お地蔵さん お地蔵業界のPRとは?

お疲れ様です。

寒いですね。雪ですもんね~。

こちら、現在の板橋のある所のテニスコートの画像です。2020年3月29日、真っ白なテニスコート。(備忘録)

名残雪~~~~う、寒い。こんなに寒いと、興味本位で外に出る方も少ないでしょうから(あ、私が一番そうだって?あ、あ、あ、はい、、、すみません)ま、それで、コロナの感染が今日は少ないといいですね。潜伏期間もあるので、今日も結構多いのかも知れませんが、感染リレー傾向が止まってほしいです。

さて、本題。

今日ご紹介するお地蔵さんは、町の人気物のアイドル級お地蔵さんです。動画にも出ているし、ポスターもあるし、紙芝居もある、ホームページでも大々的に紹介さてている。

毎月3のつく日がご開帳と記されていたので、お顔も拝見できないのかな?と思いつつ、グーグルちゃん頼りに歩いてみました。

しかし結構迷いました。

マップもこれで正しいか?不安です。でも、いいお話をお聞きできましたので、ご紹介しますね。

では、

大山のお福地蔵さ~ん

「は~~い」

「あ、お外にいらしゃるじゃないですか?こんにちは・・・」

「あ、違う、違う。その方は保存会の方で、ボランティアでお庭のお掃除してくださっているのよ」

「え、どこ?どこから声聞こえるの?ん?絵も貼ってある。ここから?」

「いや、違うわ。左、左よ」

「ん?あ~~~~~」

「そうなの。お堂の中にいるのよ」

「ずっとなの?」

「うううん、ずっとじゃないのよ。3が付く日はご開帳で皆さんと顔合わせることができるよ。保存会の方々が心をこめて世話してくださるの。その日は参拝くださる方々にお菓子も振舞ってくださるの。あ、命日だけだったかしら?うふ。けどね、ご開帳の時は、近所のお子さんもたくさん来てくれて、喜んでくれて、私にとっては、とても楽しいひと時なのよ。ただ、次の4月3日は桜まつりの予定だったけど、コロナの影響で中止みたいね」

「ここにもコロナの影響が出ているんですね」

「そうね。今、辛抱のし時ね」

「こんなこと、聞いちゃっていいかしらん?こうやってお堂に入ってるだけだと、退屈しないですか?」

「そりゃね~退屈と言えば退屈。なんだかお地蔵さんになったら、みんな、生前に皆さんにお話ししてきてことが、心に染みてくださったようでね。こうやって大事にされてね。神格化って言うのかな?アイドルみたいになっちゃったね~。人に会うのでも事務所通して・・・みたいな。笑。けど、なんだか恰好いい感じの『お福さん』だけど、普通のことしてきただけなのよ。時間があったからできたの。空や雲や草や木や猫や犬や鳥や空気や水やいろんなことに、目が届いたのね。それで、そのものたちの声を代弁してきて町の皆さんにお話ししてきただけどね、、、、。地元の方々が私が言う言葉に感動してくれて、わたしのアドバイス聞いて実行してくれたのね。そしたら、豊作になってね、野菜やお米やお魚などを届けてくれたのね。するとね、届けてくれた方々たちに、またまた、どんどんいい事が起きてね、で、また、お礼にお米とかお野菜を届けてくれたり・・・・て。本当に現役で人間様をしていた時は忙しかったけど、直接に声をお聞きしてお応えし、お供物をいただき、って、やりがいあったわ~」

「え、キャリアウーマンの走り?」

「あは、キャリアウーマン?そんな言葉も死語よね。ほんと、shibuは昔の人なのね~」

「そうかも知れないです。だって、お地蔵さんの声お聞きするのが楽しくって・・・ライフワークになってて、すごい昔の人のDNA入っていると自覚してます。あ、お地蔵さんの取材してたら、髪の毛の伸びが早くなってきた気がします。今朝も、お、また、黒い面積増えてるって思いました。これも功徳なのでしょうかね~?」

「あ、そうよ。それはね、3回目に行った祝言寺の鍋被り地蔵さんが、shibuの頭みてね、このまま禿だとさ、せっかくの可愛い顔が台無しじゃ~って、直属の上司のお釈迦さんに『shibuの髪の毛生やしてやっておくんなせ~、お釈迦さん、結構shibuって、心根の優しいおばさんですんでね。なんとか僕からもお願いします~』って」

「そうだったんですか?わ~~しらなかったです」

「でもね、一晩で10㎝も伸ばしちゃうと、shibuは、もうお地蔵さん巡り辞めちゃうだろうし、そうなるといろんな意味でお地蔵さん業界もダメージが大きいからね~。あなたのフットワークの軽さ、お地蔵さん業界でも話題なの。あは、最高の歩くPR!!って。この業界も今大変なのよね~。笑。それで少しづつ髪の毛に伸びてもらって、たくさんのお地蔵さんに会ってもらおうと。。。あはは。ま、歩く広告塔ね、、、。歩くたびにshibuのあの性格だからさ、何かを掴むだろう。そうなってほしいし、shibu自身で何かを掴むことの応援もしようってね。鍋さんがお釈迦さんと相談して決めたって言ってたわよ」

「そんなにも思ってくれてたんですね。くーーーーかたじけない。しかも、歩く広告塔なんて、光栄です」

「光栄だなんて、何でも、前向きに受け止めるのね。うふ、大山もね、私を大事にしてくれているので、ハッピーロードって、いつもハッピーな感じでしょ?」

「はい。私大好きです。この紺色のコートもハッピーロードで買ったんです。いくらに見えます?」

「1万円?」

「でしょ?けどね。5000円だったんですよ。すごいでしょ」

「大山はさ、割引のセンスはあるわよね。太っ腹で割り引くもんね」

「そうなんです。太っ腹で割り引くと嬉しくなってお友達にしゃべっちゃう」

「そうそう、それそれ、そうすると大々的なCM打たなくてもいいしね。あとTVが食らいついてくるから広告費かかんないもんね」

「お福さん、やっぱキャリアウーマンですね。通って感じ」

「ま、ね、お福だしね、洋服の服?あ、オヤジギャクのセンスは今3ね。ごめん。頭は固いのよ。あはは、石頭」

「はい」

精一杯のお福さんのギャグしようとする姿勢に心がほっくりする私でした。

「今度はご開帳の時に来てね。ギャグの腕磨いておくからね~~」

とウインクしてくれました。

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