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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.36かわいい中に切なさ感じる地蔵さん

こんにちは。今日二回目の「歩き地蔵お江戸面白物語」です。明日から東京は「緊急事態宣言発令」になるようですね。今日は自宅待機の予行練習ではありませんが、特段用事もないので、自宅で過ごしてみました。

それで映画をアマゾンプライムで見て、それがいい映画で感動して泣いたり、笑ったりの午後を過ごし、心の中が洗われている状態の私です。

何の映画ですか?

はい。「きっと、うまくいく」と言うインド映画です。

3時間位の映画なのですが、面白いのであっと言う間です。ぜひ、自粛で自宅生活の時に見てみてください。

いい映画です。

さて、映画見た後に今日は前からの取材していたお地蔵さんをもう一つご紹介できたらと思っていたのですが、4月6日、六日と言うこともあり6地蔵をご紹介させていただきますね。

こちらの六地蔵はまだ第2回目の時の3月4日の三田の玉鳳寺の「おしろい地蔵」を取材した際にお会いしていたお地蔵さんです。

では、三田の玉鳳寺のお地蔵さん、お願いしま~~す。

六人一斉に「い、せいの。は~い」

「うわ、めんこいです。それぞれいい表情しているのですね」

「はい。個性的だし、ちょっと現代的です」

「あのね、私の記憶違いかも知れないけどね、1985年(昭和60年)8月12日の日本航空123便墜落事故の際に24歳の若さで絶たれた宝塚俳優だった北原遥子を偲ぶお地蔵さんかと思ってたんだけど、、、、、」

「あ、それは別にあるの。あれ、観音様の像なんだよ。あれ、その観音様が取材してないの?」

「そうなの。私てっきり、このかわいい六地蔵さんが遥子さんを弔うための像かと思ってたのね。新しいし」

「そうだね。僕たちも一緒に遥子さんのことが祈っているから大丈夫。そんなにその事実は大きな問題じゃないさ」

「ありがとう」

「さっきいい映画見てたじゃん」

「うん。いい映画だった。きっとうまくいく」

「そうさ。あのさ、僕たち6人いるでしょ?なんでか知っている?」

「え、突然にテストですか~~~?」

「いいから思うこと言ってみて、今日6日だしさ」

「六地蔵ね。私ね、ちょっと仏教に興味あって、勉強中なのね。それで六と聞くと六波羅蜜って言葉が一番最初に浮かんだ」

「へ、結構shibuって勉強家なの?」

「う~ん。と言うか考え方を変えて前向き思考にしてガンを克服したいと言う目的もあってのことなんだ・・・・けど、さ、仏教っていい感じ。私にはあっている」

「そう、良かったじゃん。で、六波羅蜜ってなに?僕たちに教えて~~」

「え、知らないの?」

「案外知らないでこの恰好してたりもするんだ。えへ」

「えっと、まってスマホで検索してみる、、、あ、えっと、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧だって」

「ふふふ。結局、スマホで調べるじゃん」

「ごめんごめん。けど、あ、今、ちょっとこの言葉、あれだね。今のコロナについていうとさ、このコロナ禍を過ごすにはぴったんこじゃない?」

「ふ、布施は?」

「明るい言葉を話す言葉施」

「持戒は?」

「手をしっかり洗うとかうがいするとか、手で顔撫でないとか」

「忍辱は?」

「我慢でしょ。出かけたい、遊びたい、デートしたいを我慢ね。食べ物のニンニクも免疫力高めるし」

「精進は?」

「日々の身近な生活を見直して贅沢を慎む感じかな?」

「禅定は?」

「何があっても穏やかな心って感じ?」

「じゃ、最後の智慧は?」

「自宅でいても楽しく過ごせる工夫、知恵を絞る?」

「うん。それもあるけどね、きっと宇宙から自分の考え以上の閃きとか来るみたいな、叡智って感じもあるかも」

「そっか~お地蔵さんのみんなありがとう。なんかね、、、、若いお地蔵さんって、切ないって思ってたの、私」

「なんで?」

「作った人の思い、例えばね、北川さんを飛行機事故で亡くしてしまったご両親やお友達の思いを考えるとね、こうやって可愛いお地蔵さんを作ってと言うことは、いかに北川さんが愛らしく可愛い人だったんだろうな、って想像できちゃうのね。で、作る人の切ない気持ち、この世を事故で去らないとならなかった人の切ない気持ちとか、身にしみちゃう。逆に、先輩のおしろい地蔵さんって、お地蔵さんとしてのキャラ立っているから笑いにしやしすいっていうか、、、なんちゅ~か・・・・」

「あはは、shibuは正直だね。確かにね。立って間もない地蔵には寂しさや悲しさを克服したい施主の気持ちがこもっているよね。日日薬だから・・・・」

「今日は妙にまじめになってる、私・・・」

「いいんじゃね~の。そういう時あって」

「あは。いいかな?」

「うん。よく一日家にいたよ。それ褒めてあげる」

「わ~い。次、また六について教えてほしい」

「いっぱいあるから、また、おいで」

「はい」

そんなこんなのかわいい顔に切なさも感じちゃってたけど、話をしていくうちに元気回復しました。

お地蔵さん、ありがとう。

マップは2回目のマップと同じです。

いいお寺さんです。ぜひ、参拝してみてね。

では、また、明日の朝お会いしましょう。

次回も前に取材していた内容か、もしくは、対談形式でお届けしますね~~~。

最後まで見ていただき、ありがとうございます~~~。

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