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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.149皆さんがお地蔵様の巻

おはようございます。

ちょっと寝つきが悪く寝不足気味ですが、それは決して暗いことが原因ではなく、昨日一日が楽しすぎたのことがきっかけの、交感神経が優位の夜であったためので、、、の、そんなお話を書かせていただきたいな~とnoteに向かっています。

さて、昨日の朝は、起きて身支度終えたと同時に、連日の雨でなかなか乾かない洗濯物をどっさり持って、近所のコインランドリーに行きました。

いつものお掃除してくださるおじ様とも楽しく会話し、しばらくしたら、ある一人の女性がコインランドリーに入ってきました。

その女性は「私、コインランドリーって初めてなの?使い方教えていただけないかしら?」とおっしゃるので、

「あ、はい」と言い、ま、自分の知っている範囲のことをお教えしました。

流れで世間話にもなり「私、実はガン罹患してて、お医者様は治らないとおっしゃるのですが、ある方に温活で細胞が生き生きしだすと治るって言われて、その方、朝と夕とちゃんと温まってお風呂に入れっておっしゃるので、バスタオルとかたまちゃって、、、コインランドリーにどっさり洗濯物持ってきて、乾燥しているんです」

と言い、その他にも「今日は息子が本当に久々にご飯を一緒に食べようと言ってくれて、楽しみなんです」とかしゃべってたら

「あら、聞いていけないこと、聞いちゃったかしら~。大変でしたね。私も夫を昨年ガンで見送ったのよ~」と

そして、一瞬「はっ」と言うような表情をしたかと思うと

「あ、いい事、思いついた。銭湯の無料券持っているから、板橋で一番綺麗って言われている銭湯に今から行きましょう。これも何かの縁です。日曜日は朝8時からやっているから行きましょう」って・・・誘ってくださったのでした。

私たちは、では、乾いた洗濯物を家に置いてきて、お風呂の準備をして、8時半にここでまたお会いしましょうと別れ、準備しました。

再会し

銭湯に向かう道々、なぜ、今、板橋に居るかの経緯をお話した。

夫は早くに亡くなり、子ども二人いて、親孝行な子であること。実は秋田で会社やってたけど、ダメにしてしまったこと。寮母になれば書ける暇ができるかと豊田市に引っ越ししたこと。入社前健診で胸水が溜まっていると言われ、即こっちに来て、入院手術と抗がん剤の治療をしたこと。子どもたちは元々親孝行なんだけど、諸々でいっぱいいっぱいになって、一時連絡も取れなくなったけど、今は仲良しってこと。抗がん剤の副作用がひどく、もう、医師には終末医療しかないと言われたこと。けど、よい方々に出逢って、免疫力を上げてガンを治すことしていることなどを掻い摘んでお話をした。

そしたら、彼女も、祖母が体を労わること、術、いろいろ知っている方で、巣鴨のお地蔵さんを大事になさってた方で、自分も巣鴨のお地蔵さんにはよく通っているのよ、って。

「え、巣鴨ですか?私も巣鴨のとげぬき地蔵さん、何度も参拝に行ってます。ガン友達と御影のお札をプレゼントしあったりして・・・」

「ま~。私もね。この間、とげぬき地蔵さんの近くまで行ったのに、忙しくお線香をあげなかったのね。そしたら、足くじいて、捻挫してしまったのよ~。それだけではないと思うけど、忙しいことを理由に参拝していないっていう、何か後ろめたい気持ちが事故を招いたのかも知れないな~と思っていたの。ま~あなたもとげぬきさん好きなのね~」

「あ、はい。あと、抗がん剤してから髪の毛全然生えなくって、娘には、髪の毛はえなかったら、究極、尼さんになるのでもいいじゃない?って、笑。それで、禿げだし、歩き地蔵ってことで、江戸のお地蔵さん巡りして、絵を描いて文章作ってたりしているんです」と

いうと

「え、歩き地蔵?」

「それすごいわ。ごめん。今の言葉で鳥肌がたった。ほら」って

私はその時、「歩き地蔵って言葉で鳥肌たつほどのことでもないんじゃないの?」と心の中で思ってたが、言葉にはしないでいた。

そして銭湯に行き、コインランドリーでいただいた、銭湯のチケットを会計フロントに行って出そうとしたが、どうやら、私のおっちょこちょいで、券を無くしてしまっていた。

彼女は、「もう落としたの?どこのやったの?」なんて言葉は一切なく「そんな時もあるわよ~。大丈夫よ、まだ、あるから。気にしないでお風呂入りましょう」と、もう一枚の入浴チケットを出してくださった。

私は心の中で、「本当にお優しい方なんだな~」と本当手を合わせて拝みたい位に感激してしまっていた。

しかし、会って、その日の、しかも、午前中に、もう裸の付き合いである。

入ったら、背中をあかすりでゴシゴシとでも、優しく流してくれて、いつもパソコンに向かって仕事しているから、猫背気味だから、お風呂の時は胸を張ってね、って。母のような温かさ。

お風呂に二人でつかって、「あれ?もしかしたら、お地蔵さんからのご褒美を今頂戴しているのかしら?私は歩き地蔵で、もしかしたら、この方が巣鴨のお地蔵さん?」

そんなこと思って、ゆっくりと贅沢な時間をいただき、

帰り道、

「ここで電話番号の交換はしないことでお願いしますね。私介護の仕事してて、その仕事用のガラケーしか持ってないのよ。でも、いつか、あなたの書いている歩き地蔵を読んでみたいので、スマホになったら教えてね」

って。

けど連絡先は交換しなかった。

「いつか、どこかで、また再会するっていうことでね~」って。

こういうの、袖触れ合うも多生の縁っていうのかな?

此の彼女とのご縁を感動し、

夕方、息子が彼女と一緒に焼肉をご馳走してくれるというので、久々に再会の時間をいただいた。

お風呂の彼女がお地蔵さんだとしたら、もしかしたら、息子と息子の彼女もお地蔵さんなのかな?とか思った。

右の頭をなでなでしてくれているのが息子の彼女。

あたま撫でられていてご飯たべようとしているのが息子。

息子の彼女は中国人であの武漢出身。コロナが武漢発で、大騒ぎだった頃には「武漢出身ですみません」って。

あと、彼女は本当に息子を愛してくれていて、親の私の前でも「よしよし」をする。笑

一時、親の私は息子に「よしよし」されては嫌じゃない?と聞いた時があったが息子はそこが彼女のいい所。ま。一般的なことで言うのではないけど、僕にはTちゃんの素直な愛情表現があっているんだ~。

それは私も納得で、変に恰好つけではなく、しかも、駆け出しの俳優だったころ、本当にお金に悩んでた頃も、一緒に工夫してデートしてきた二人で見ていて微笑ましい。中国人だからあ~だ、韓国人だからこーだではなく、個人をしっかり見て人格を高めあっている二人で、私もすごい勉強になっている。

Tちゃんに「中国のはお地蔵さんいるの?」と聞く。

ほぼ、日本語オッケーなので会話に苦労はしないけど「お地蔵さん?」というので、息子がスマホ検索してお地蔵さんの画像を見せてあげた。

「あ、道にはいます。けど、日本のお地蔵さんは可愛いです。中国のは怖い」

「お不動さんみたいなのかな?」

「お不動さん?」

「あ、こうしろう、見せてあげて~」

というと息子はさっとスマホで画像拾って彼女に見せる

「お、そうそうこんな感じです~」

「そっか~やはりお国柄で違うんだね~」と

実は私の息子は、残念な死を向かえてしまった三浦春馬さんにちょっと似てて、昨日も息子の顔を見ると春馬君を思ってしまい・・・・

「春馬君もあの決断する前にお母さんに(私ね)相談してくれたら、良かったのに~」

というと

息子は半分あきれた風の顔をするがTちゃんはそう「本当にそうです」って言ってくれる。

いい子だな~。

息子は安心だ~。

と、昨日はバライテー豊な一日で、帰宅して眠ろうと思っても、なかなか寝付けず、、、、こんな日もあっていいだろうと今朝、睡眠不足なんだけど、元気な自分モードでシャキっとしていた。

それで、朝、天気もいいし、涼しいうちに歩こうと歩いた。

あと、ゴミも拾ってみたくなった。

自分でせめて地域のためにできること。

言葉で難病を治す先生は陰ながらゴミ拾いでもして、歩きなさい。お地蔵さんを追うのではなく、日々の生活で陰ながらの行動が大事。細胞も陰ながら貴女のために頑張っているのに、本人がそうじゃないから、土壌が一緒じゃないからダメなんだって。

あ、ここでゴミを拾ったことを楽しかったと書く時点で陰ながらではないな?すみません。

家を出て、石神井川沿い歩き、仲宿商店街を歩くだけでも、結構なゴミを拾った。

ゴミ拾って歩くと決めると、脳ラスがゴミを感知して、たくさん拾えるモードにはいるんだね。

抗がん剤の副作用で膝の筋肉が硬直している感じで、こごまっての姿勢が取りにくかったけど、ゴミというハントする目的が目の前にあると、すんなりとこごめて、ゴミを拾えた。

お~~~~成長している。

そして何よりも

気持ち良かった。

それで、

あ、

生きている人。鳥。草花。ゴミさえも、地蔵菩薩さんなんだと・・・知った。

私に気づきを与えてくださる地蔵菩薩さん。

なんと、すごい。

ゴミさえも菩薩なんだ。

そして、やはり、昨日の朝に出逢った女性は、浅草出身とおっしゃってたので、浅草寺の観音菩薩さんか、巣鴨のとげぬき地蔵さんか?

ん~~~~。すごい~。と思ったら、こんな絵が浮かんだ。

「うふ。ばれちゃった~。今までたくさんのお地蔵さんを描いてくださったお礼をしたかったのです」

「え?もしかして、コインランドリー初めてって嘘?」

「はい、shibuさんと会話するきっかけ作るには、初めてで知らないって方便使うときっと、教えてくれるかな~って」

「お~~~そういうことだったのか~」

「うふ。また、出会ってくださいね~。楽しみ~。どこで会えるかしらん~~~るんるんです~」

「はい。オッケーです。むむむ、楽しみ増えました。ありがとうございます」

そんなこんなで、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

本日もベストで。温活もちゃんとね。

ありがとうございます~~~。

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