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75.冷蔵庫に隠された秘密

我が家の冷蔵庫には、私が家事や日々のことを頑張れるようにと、密かな工夫を施している。毎朝、外出前、帰宅後、夕飯の支度途中、キッチンに立つと必ず目に入るように。

※痛くてもいい、自分だけの癒しなのだ。


冷蔵庫の側面、主に私だけが眺めるために設置している大好きなスピッツコーナー。どの部屋もシンプルなレイアウトなので、好きなものをぺたぺたと貼るのはあまり好みではない。そこで考えたのが、私が部屋中でいる時間が長い、且つ、何らか作業をすることの多いキッチンから眺められる、冷蔵庫の側面に癒しを求めた。

お客さんが来ても、台所に回り込まないと見れない秘密の場所。

夫に冷蔵庫の側面を指し、「どう?」と尋ねると、「これだけスピッツがいればいつもがんばれるね」、と微笑んでいた。(寛容さに感謝)

学生時代や一人暮らしをしていた頃は、自分だけのスペースがいつも必ず側にあった。自分だけの勉強机、自分だけのワンルーム、全部が自分の味方のである完璧さ。思えば、バッグの中、手帳の中、スマホだって自分だけの大切なスペース。夫との共同生活の中で、いかに調和しながら(といっても、部屋の好みはほぼ私主導になっているのだけど……)、それぞれの自由空間をどのように持つかを考えなければいけない。

まだ起きたくないけど支度をしなければいけない朝、疲れて帰ってすぐに夕飯作りに取り掛かる夕方、一日の作業を終えて台所をぴかぴかに磨きあげている時、ふと目線を上げると、そこに大好きなスピッツが。今までどんな感情の時にも聴いてきた彼らの曲だからこそ、今どんな感情の時でも気持ちを和らげてくれる。(夕飯作りの時はいつも音楽を流している)

日々、生きるために繰り返す同じようなこと。
たまに(結構)ぐったり疲れたり、HPが0になる時もある。それでも、できるだけストレスを溜めず、嫌々するということは避けたい。そんな時、自分の好きな○○が側にあれば、いてくれれば。目線を上げると気持ちが緩み、その緩みからできた隙間にちょっと余裕が生まれる気がしている。

ほんのちょっとしたことで気持ちが生き返る、そういうことを増やしていきたい。

おわり

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*OSUSUME*


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