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UN Women 日本事務所に意見を送付しました
こんばんは、いっちゃんと申します。
昨日、マンガ「月曜日のたわわ」新聞広告についての記事をアップした者です。
多くの方にスキを頂いたり、課金頂きましたこと、心から感謝致します!
上記の記事をアップ後、国連女性機関(UN Women)日本事務所のアカウントから、下記のツイートが行われました。
本日、日経新聞の『月曜日のたわわ』全面広告に関するハフポスト日本版(@HuffPostJapan)のインタビュー記事が公開されました。取材に対し石川雅恵UN Women(国連女性機関)日本事務所長は、日経新聞が広告からステレオタイプを取り除く取り組みである「#アンステレオタイプアライアンス 」に加盟(続く➡️)
— UN Women 日本事務所 (@unwomenjapan) April 15, 2022
突然の国連下部組織からの声明により、ネット上では大きな議論が巻き起こっており、表現規制反対派で有名な自由民主党の山田太郎参議院議員は、今回の外圧とも言える現状に懸念と対応を表明しています。
国連による看過できない外圧。今回の広告は漫画の発売に関するもの。ジェンダー平等には賛成だが、創作物に「アンステレオタイプアライアンス」を適用するのは表現規制そのもの。文化の多様性の否定です。固定観念の撤廃にかこつけた「不快表現の排除」とは、私、山田太郎は徹底的に闘います! https://t.co/WCAExkIYZf
— 山田太郎 ⋈(参議院議員・全国比例) (@yamadataro43) April 15, 2022
上記のツイートは、同じく表現規制反対派としても活動する、日本維新の会の音喜多駿政調会長や、石井苗子参議院議員も下記のようにツイートするなど、国会議員にも大きな反響を呼んでいます。
女性を守るためという大義名分のもとに、恣意的なルールを適用して、表現の自由を侵害することは許されないことではないでしょうか。#表現の自由を守るための約束 に賛同する1人として抗議いたします。 https://t.co/ZHQXGrffNq
— 石井苗子(みつこ)維新の会 参議院議員•全国比例 (@ishii_ishin) April 15, 2022
また、夜職に勤務する女性へのサポート、差別や偏見をなくすために活動している一般社団法人ホワイトハンズの坂爪真吾代表も、この件に下記のような懸念を示しています。
タイムリーな一冊ですが『「表現の自由」の闘い方』(山田太郎・星海社新書)読了。冒頭のマンガが面白すぎ。
— 坂爪真吾 『情報生産者になってみた』(ちくま新書)発売中 (@whitehands_jp) April 15, 2022
「人権の問題はグローバルに解決すべきだが、文化の問題はローカルに」という主張には共感。
ローカルな問題にグローバルな外圧を持ち出して裁くのは、火に油を注ぐだけだと思います。 pic.twitter.com/roE7reOS22
私も、今回のUN Women日本事務所による抗議に、反対の意見を伝えるため、下記のメールを送付しましたので、内容を公開致します。
UN Women
日本事務所
担当者様
夜分遅く失礼致します。
マンガ『月曜日のたわわ』の日本経済新聞全面広告について、下記の記事を公開しております、いっちゃん(ハンドルネーム)と申します。
匿名でのご連絡となりましたこと、大変失礼いたします。
マンガ「月曜日のたわわ」新聞広告の炎上を調査したら、1万リツイートされてしまった人が考えたこと(note)
https://note.com/1chan_nobit/n/n7408547bfd9a
今回、貴団体の石川雅恵日本事務所長による下記のツイート、及びハフィントンポストによるインタビュー記事を拝読し、ご連絡させて頂きました。
https://twitter.com/unwomenjapan/status/1514823420814393349
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6257a5d0e4b0e97a351aa6f7
私は、貴団体の「月曜日のたわわの全面広告は容認できない」という姿勢に反対致します。
今回、貴団体では、日本経済新聞社が下記の三点に違反していることをもって、今回の広告に抗議しております。
・Presence 多様な人々が含まれているか
・Perspective 男性と女性の視点を平等に取り上げているか
・Personality 人格や主体性がある存在として描かれているか
しかし、既に現代メディアの研究団体である「女子現代メディア文化研究会」様の下記声明でもあります通り、貴団体の抗議によって、むしろ女性のエンパワーメントの妨げになることを危惧します。
国連女性機関の「月曜日のたわわ」広告への抗議意見についての疑義(女子現代メディア文化研究会)
https://wmc-jpn.blogspot.com/2022/04/blog-post.html
また、ハフィントンポストのインタビュー記事内にある、「間違いは誰にでも起こりうる」「外の世界の人たちの声に耳を傾ける」という言葉は、日本経済新聞社の価値観や編集方針を一方的に誤りとしかねないものです。
「女性は性的な魅力を持ってはならない」とするステレオタイプを固定化する危険性すらあるのではないでしょうか。
過度に性的であることを問題とするなら、今まさに女性の人権が、ロシアという「他の世界の人たち」によって踏みにじられているウクライナのFEMENの活動はどのように考えるべきか、私にはわかりません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/FEMEN
10代を始めとした女性達が、トップレスだけでなく、性的な魅力を活用して女性の権利を強くアピールすることで、世界各国にその活動が知られるようになったのではないでしょうか。
日本の女性が多く製作に携わるアニメやマンガ、VTuberなどのコンテンツが、アメリカやヨーロッパだけでなく、女性の権利が抑圧されてきたとされるイスラム圏のインドネシアなどでも大きな評価を受ける中、「海外」という曖昧な基準で今回の広告に抗議することは誤りではないでしょうか。
最後に、貴団体がインタビューを掲載したハフィントンポストの記事ですが、表示した環境によっては添付したような広告が表示されます。
これらは、現代の日本では未成年とされる女性たちとの結婚をコンテンツとするゲームの広告や、「18禁」と表示される出会いを目的とした業者の広告が表示されます。
もちろんハフィントンポストはアンステレオタイプアライアンスに加盟していないようですので、こういった広告は問題ないとされるかもしれません。
あくまでこれは環境によって表示される広告ではありますが、これらも含めて、今回の貴団体の抗議を見直していただけますと幸いです。
最後に、日本のジェンダー平等と、エンターテイメント表現の自由、そして実在する被害者への支援や犯罪の抑止が進むことを願います。
長文、大変失礼致しました。
何卒、ご検討をよろしくお願い致します。
いっちゃん
https://twitter.com/1chan_nobit
![](https://assets.st-note.com/img/1650031073458-4vkyMmhuor.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1650031080734-vPUVURivG9.png?width=800)
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