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友人に学ぶ「生きやすく働く秘訣」

こんばんは、みもりです。
先日、小学校からの旧友とランチに行ってきました。

彼女とは、小学校5年生の時に仲良くなり、異なる中学校への進学を機に1度は疎遠になったものの、コロナ禍の大学時代に不思議な縁で再会し、以来2ヶ月に1度のペースで遊んでいます。

彼女は小学生の頃から、自分の芯がすっと通った素敵な人でした。
例えば、クラスで虐めが横行し、ある女の子がターゲットになった時も、「私はあの子嫌いじゃない」と加担せず、そのせいで自分が虐められても「間違っているのはアイツらだ」と信念を曲げませんでした
後になって、「あの時は結構キツかった」と本音を溢してくれましたが、それでもなお「あそこで負けたら自分が許せなくなると思った」と語る彼女が本当に格好良かったことを覚えています。

そんな彼女は、社会人になってからも相変わらずクールです。
働かない事に一生懸命」だという彼女の言葉は、仕事に耐え切れず休職した私にとって、ある種革命家のセリフのように鮮烈に響きました。
この投稿では、そんな私の友人の言葉を、皆さんとちょっぴり共有できたら嬉しいです。


「あなたの努力は誰も見ていない。」

あなたはこんな経験ありませんか?
「依頼された仕事を、簡単な作業だからと1-2時間残業して終わらせた。」
「自分も余裕がないのに、助け合い精神で余分な仕事を引き受けて残業。」

「結果だけでなく頑張った過程が大切」とはよく言いますが、会社という世界に限って、その言葉は嘘っぱちだと彼女は言います。

もちろん、努力が認められる場面がゼロだとは言いません。
しかし、大抵の場合は認められません。なぜなら、一般的な社会人は他人の努力を観察していられるほど暇ではないからです。

この点をはき違えて、他者からの評価欲しさに頑張りすぎる人があまりにも多いと彼女は嘆いていました。

先の例の場合、上司が心優しい人であれば、「○○さんこんな時間までよく頑張ってるな」と気に留めてくれるかもしれません。
でも大抵の場合、上司は提出物だけを見て「○○さんにはこれ位仕事を振っても大丈夫なんだ」と判断するでしょう。

これはある意味、「評価が上がった」「期待されている」とも言えます。
でも、もし残業込みの仕事量を基準値とみなされたら、あなたは慢性的に残業をして無茶な期待に応え続ける羽目になります。
自分で自分の首を絞め続けることになるのです。

他者からの評価は、自己犠牲をしてまで求めるものではない
仕事なんてできなくてもいい。使えない社員でもいい。
定時に退勤して、ご褒美にちょっと高いケーキでも買って帰る。
他人に期待する前に、まずは自分で自分を褒めてあげる。

こんな考え方が出来たら、少し気持ちが楽になりませんか?


「働くために休むな。休むために働け。」

こんな休日を過ごしていませんか?
「普段寝不足な分、休日は12時過ぎまで寝ている。」
「仕事のことを考えて、休日は家に引きこもり体力温存。」

日本の社会人、頑張りすぎです。
まるで働くために生きているかのようです。
好きでゆったりと過ごすなら最高ですが、仕事が理由で休みを満喫できないならそれは必要以上の搾取です。

友人曰く、「繁忙期を別として、毎週のごとく休日にぶっ倒れるくらい疲弊するのは、平日の仕事量がおかしい」そうです。
皆さん、優秀すぎ。期待されすぎ。真面目すぎ。
今より多少気を抜いて仕事をしても大丈夫。
多分、皆さんはそれでも十分すぎるほど頑張ってますよ。

「人生の価値は労働だけでなく、むしろそれ以外の余白の中にある。」
休日を満喫するためにも「マジで定時で帰ろうぜ」これに尽きます。

定時で帰るコツとしては、「この仕事を終わらせる」ではなく「〇時までに終わる仕事をする」という考え方をすると良いそうです。
これを実践して皆で定時帰宅を目指しましょう!!

とはいえ、周りが残業しているのに一人だけ定時で帰るのって気まずいですよね?私はちょっと気にしてしまいます。
「そう?みんな労働してる中、自分だけ帰宅する優越感サイコーだよ。」
友人、つわものです。

ここで、誤解を避けるために言っておきますが、
・仕事が楽しくていつまででもやっていたい人
・役職に就くなど、職歴が長く責任も重い人
にはこうした考え方がはまらない可能性が高いです。
あくまでも、若手社員で労働が辛い同志に向けたマインドセットの共有であることをご理解ください。
かの友人も「給料が労働に見合う額まで上がったら真面目に働くよ」と言っていました。


ここまで、私の友人の仕事におけるマインドセットを共有してきました。
最後まで読んでくださった方の中には、
・言ってることは分かるけど、実行できないよ!
・自分はそんな考え方の人間になりたくないよ。
などなど複雑な感情をお持ちの方もいると思います。

でも、私がこの文章を書いたのは、毎日真面目にお仕事を頑張って、頑張りすぎて、気づかぬうちに限界すれすれまで張りつめてしまったあなたの気持ちを、少しでも緩められればと思ったからです。

私は仕事が辛くて辛くて、思い詰めて鬱病になりました。
鬱病に完治はありません。
どんなに調子がいい日が続いても、急にベットから起き上がることさえできない日が来るのです。

一度壊れた心は簡単には治りません。だからこそ、いつ何時も自分の心や体が壊れない選択をしてください。
私の友人の言葉が、その選択の後押しになれば嬉しい限りです。

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