【図解まとめ】『共感SNS』を図解で分かりやすく解説
今回はインフルエンサーのゆうこすさんが、「共感」を軸にしたSNS戦略を紹介する『共感SNS 〜丸く尖る発信で仕事を創る〜』を要約していきます。
1.著者情報
ゆうこす
1994年、福岡県生まれ。
AKB48を脱退後ニート生活を送るも自己プロデュースを開始し、「モテクリエイター」という新しい肩書で株式会社KOSを起業。
現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。SNSフォロワーは150万人以上。
スキンケアブランドの立ち上げやアパレルブランドのプロデュースなど数々の事業を手掛けている。
2.『共感SNS』ってどんな本?
『共感SNS』は熱量の高いアカウント、つまり、エンゲージメントの高いフォロワーが多いSNSの作り方を優しく、分かりやすく解説している本になります。
話の内容が具体的かつ論理的であり、実績のあるゆうこすさんが語るのでかなりの説得力がありました。
SNSの入門書としておすすめです。
3.『共感SNS』はこんな人にオススメ
こんな人には是非読んで欲しい本になります。
・SNSを始めたばかりで、これからどんどん発信力をつけていきたい。
・継続して発信しているのに、なぜかフォロワーが増えない。
・フォロワーは多いのに、いいねやリツイートをなかなかしてもらえない。
4.熱量の高いアカウントの作り方を図解で解説
今回は特に参考になった、第1章と第2章を図解と共に解説していきます
第1章と2章では、
SNSの目的設定 / 発信するテーマの選び方 / SNS上での自分の見せ方、つまり、ブランディングの考え方 / 具体的な投稿のノウハウ
などを学ぶことができます。
今回の投稿では、第1章と第2章で学んだ熱量の高いアカウントの作り方を、5つのステップに分けて紹介していきます。
第1ステップが目的の設定です。
「SNSを通してやりたいことは何か?」
「なぜSNSで発信力をつけていきたいのか?」
これが明確になっていますか?
SNSでフォロワーを増やして、発信力を持つためには目的が必要です。
なぜなら、SNSでは自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことが一番大事であり、これがないとフォロワーはどうやって支持したらいいか、どうやって応援をしたらいいのか分からないからです。
まずは夢や自分がなりたい姿を明確にすることが大切です。
夢・なりたい自分が見つかって明確になったら、次は発信したいテーマを見つけます。
発信テーマを選ぶときは、自分のワクワクすることをテーマに選びましょう。
なぜなら、そうでない分野だと自分の熱量も伝えられないし、継続的な発信もできないからです。
SNSは発信する人の熱量がそのまま伝わってしまう場所です。
あなたが楽しくなさそうに発信していたら、それをフォロワーの人も感づいてしまい、彼らの熱量まで下がってしまうのだと、ゆうこすさんは言っています。
発信テーマが決まったら、次はターゲットの選定です。
どんな人を対象に発信をしていくかを考えます。
この時に、情報を発信する相手は限定するようにしましょう。
相手を限定して、どんな人にフォローしてもらいたいかを明確にして発信することで、
・共感を得られる投稿がしやすい
・自分の発信の軸がブレにくい
・フォロワーの「私がフォローしても大丈夫かな?」という不安を取り除くことができる
というメリットがあります。
次は自分のブランディングの考案です。
漫画の設定のように、どんな主人公なのか、どんなストーリーなのかを考えて自分をブランディングしましょう。
まずは主人公像の設定です。
◯夢+理由を発信しよう
第1ステップの目的の設定で、
「SNSでは自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことが一番大事。だからSNSをやる目的をちゃんと設定して発信しようね」という話をしました。
しかし、ただ「〜なりたい」という夢や願望だけでは応援してもらえません。
「私は女優を目指しています!」
とツイートしたところで、このツイートで応援や共感に繋がることはありません。
ではどうすれば、共感して応援してもらえるのか?
それは、「理由」や「想い」も合わせて発信することです。
「私は母子家庭で育ち、母は私を育てるのにだいぶ苦労したと聞いています。そんな母は長澤まさこ主演のドラマから勇気や元気をもらい、子育てや仕事の不安を乗り越えていたそうです。私もゆくゆくは、長澤まさこのような有名な女優になって、日本中のお母さんを笑顔にしたいです。」
このように、夢・願望に「なぜ女優になりたいのか?」「女優になってどうなりたいのか?」という理由や想いをプラスして発信して初めて、人々の共感を得ることができます。
◯わかりやすい旗を振りかざす
フォロワーの共通認識となるような旗(この人と言えば〇〇だよね、というもの)を振りかざすことも大事です。
なぜなら、この旗がないとフォロワーは何を応援したらいいかも分からないし、一緒に応援しようという人たちの横の繋がりも生まれないからです。
◯あだ名のような呼び捨てしやすいアカウント名を付ける
アカウント名は、あだ名のように呼び捨てできて親しみやすいものにしましょう。この時に「ゆうこす」のようにみんなが読めてキャッチーなものにしましょう。
このようなキャッチーな名前をつけることで、
・フォロワーが親近感を持ちやすい
・ハッシュタグの分散を避けられる
・別人格をつくれる
というメリットがあります。
◯丸く尖る
誰かを攻撃するようなツイート、炎上を狙うようなツイートはよくありません。
そんなツイートでフォローしてくれる人は攻撃的なフォロワーばかりなので、後々自分が発信するのが辛くなってしまいます。
設定した主人公像を踏まえてプロフィールを設定しましょう。
プロフィールがSNSを制するというぐらいプロフの設定は凝るべきところです。
あなたのアイコンやプロフィールを一目でフォローしたいと思ってもらえるようなアカウントになっていますでしょうか?
具体的には下記の3点に気をつけべきだとゆうこすさんは言っています。
①あなたが一瞬で何者であるのかを理解できるようなアカウント名にしましょう。
(例.ゆうこす/モテクリエイター)
②プロフィール欄の一行目には、発信テーマと見るメリットを端的かつ印象的な言葉で飾りましょう。また、実績などもあると載せると良いです。そうすると、この人はフォローしても大丈夫なんだと思ってもらえます。
③ヘッダー画像は自分自身と発信内容がわかりやすいものにしましょう。
フォロワーから愛される主人公像ができたら、次はストーリー設定です。
主人公がいくら魅力的でも同じような話ばかりでは飽きられてしまいます。
見ている人をワクワクさせ、飽きさせないためにはストーリーを設定して、計画的に発信することが求められます。
◯理想の最終回に向けて目標を決める
漫画で主人公が最後には夢を叶えるように、「最終的に自分がこうなりたい」という理想のゴールを決めましょう。
「人気者になる」「会社を立ち上げる」など漠然としたものでも構いません。
最終的なゴールが決まったら、次はそれをいくつかの目標に分解します。
ゴールを達成するために、いつまでにどのような状況になっておくべきなのかを決めるのです。
夢を具体的な目標に分解することができたら、次はそれをいつまでに達成するか、スケジュールを立てていきましょう。(最終回に向けて、何話目までに、どんな展開にするのかを描くイメージ)
例えばゆうこすさんは
「自分でブランドをプロデュースする」というゴールを持っていて、そのためにやるべきことを目標として設定して、3年後くらいまでの人生の筋書きをつくっているそうです。
◯挑戦がないと飽きられる
人は挑戦して、失敗して、それでも立ち上がる人に惹かれるものです。
だから、挑戦することでいい意味でフォロワーを裏切りましょう。
挑戦をしないでいるといずれ飽きられてしまい、発信者としての寿命も短くなってしまいます。
◯SNSの失敗をプラスな注目に変える
失敗はできればしたくないですが、発信者としては失敗があった方が面白いのです。
成功ばかりのストーリーなんて見ていても面白くありません。
失敗をさらけ出すことで人間味も感じてもらえます。
ただ、その失敗の見せ方に工夫が必要です。
失敗をただネガティブに書くのでは意味がなくて、フォロワーの方を楽しませる意識を持つことが大事なのです。
例えば、
「今回は〇〇で失敗しました。ご迷惑をおかけしてしまった方々、本当に申し訳ございません。今、その失敗を踏まえて□□に挑戦しています!」
のように、失敗は前向きかつフォロワーを巻き込むような形で発信するといいとゆうこすさんは言っています。
◯共感+メリット=フォロー
フォローしてもらうには共感できる投稿をすることが大事です。
それに加えて、「この人の投稿からは有益な情報が得られる」「明るい気持ちになれる」などの、何らかのメリットも必要です。
共感できてかつメリットもある投稿を続けていくと、多くの人にフォローしてもらえるようになるそうです。
◯RTされるツイートをする
SNSの中でもTwitterでは自分の投稿をリツイートしてもらって、多くの人に見てもらうことが大事です。
ではどんなツイートをすればRTしてもらえるのか?
RTされるツイートとは共感できるツイートです。
なぜ共感したらリツイートしたくなるのか。
それは、思っていても自分ではツイートできないジレンマがあるからです。
SNSは知人友人と繋がっているので、思っていることを何でもかんでもを発信するわけにはいきません。
しかしリツイートなら、「自分は言っていない、〇〇が言っていただけ」という保険をかけることができます。
「このツイートは自分を代弁してくれるている」「私が言いたくても言えなかったことを言葉にしてもらえた」
見ている人にそこまで思ってもらえるとリツイートに繋がります。
◯1ツイートに情報を集約しよう
Twitterでリツイートされる投稿にはもう1つ特徴があります。
それが、有益な情報であることです。
「これは役に立った」と思ってもらえるとリツイートに繋がります。
また、この時にリツイートしやすいように、1ツイートに情報を集約することが大事です。
◯ある程度は継続して発信してみよう
一度発信者としての軸を決めたら、半年程度は同じ軸で発信を継続して頑張ってみましょう。
SNSはある程度の投稿数が積み重ならいと、どんなアカウントかわからないので、フォローのハードルが高いからです。
ある程度自分のやり方で続けてみても効果が出ないなら、分野やターゲット、投稿の仕方などをPDCA回して調整していきましょう。
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以上になります!
本書には他にも、「Youtubeはサムネイルが命」「Instagramではインスタ映えよりもタグ映えを狙え」など各SNSの運用のコツや、SNSからの仕事の作り方など、SNSで発信力をつけていきたい人にとって参考になる内容が盛りだくさんでした。
興味を持った方はぜひ書店などで手にとってみてください!
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