簿記をより分かりやすく、深く理解するためにオススメの書籍

長年、人気の資格ランキングの上位に君臨する簿記ですが、ビジネス色の強い一面を持つことも事実であり、それゆえ取引のイメージがわかなかったり、表や帳簿への記入が退屈と感じたりすることもまた事実です。

そこで、簿記を勉強してみようかなという方や勉強を始めたばかりの初学者の方、あるいは3級程度の知識は持っていてもっと理解を深めたい方など向けにオススメの書籍を紹介していきたいと思います!

なお、以前にもオススメした書籍がございますので、興味があればぜひ(*^^*)!



ストーリー仕立てで簿記を基本からじっくりと学ぶことができる究極の簿記基本書『簿記がわかってしまう魔法の書』

この本を一言で言えば、「簿記3級の副読本」といったところでしょうか。

この本の帯部分に書かれてある「この本を読んでもだめなら簿記から「即撤退」」というパワーワード。このワードを帯に採用するほど分かりやすさには自信があるようで、個人的に読んでみた感じとしても、特に簿記を学習したての方にとってすごく分かりやすいなという印象がありました(*^^*)

1つ気を付けていただきたいのは、簿記がわかってしまうというタイトルですが、個人的にこの本が主な対象としているのは、簿記を学習し始めた方、あるいは3級程度の学習を一通り終えた方という感じがします。したがって、簿記を全く学習したことがない方が読むと、少々難解に感じるかもしれませんので、簿記3級を少しでも学習した方がこの本をより楽しめると思います。そういった意味で、この本は「簿記3級程度の副読本」という位置付けだと個人的には思います(*^ω^*)

この本は、働き者のルカのところに魔法使いがやってきて「何にでも姿を変えられる魔法の豆」を「3つ」もらうところからストーリーは始まります。ルカはその豆を育てながら、簿記の基礎となる資産負債などの考え方を学んでいくというものです。

この本の特徴として、「動的なイラストとユニークな例え」が挙げられます。通常イラストというのは動かないもの=静的なものですが、この本のイラストはまるでイラストが動いているかのような=動的なイラストで分かりやすさを助長しています。さらに簿記でイメージしづらいものの1つ、「減価償却」をシャンプーで例えるなど、こちらも分かりやすくてユニークな例えで分かりやすさを助長しています。まさに、簿記の副読本として最適な1冊です(*^^*)!

どうでも良い話ですが、このルカという人物、私がnoteやTwitterのアイコンにしている人物でもあります。ルカ・パチョーリは簿記の父と呼ばれています!



難しいイメージのある「会計」を、身近な疑問から分かりやすく解説された『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』

※注意)リンクは電子書籍のものです。紙媒体をお求めの方は、リンク先から紙媒体への変更を忘れずにお願いいたします。

※注意)リンクは電子書籍のものです。紙媒体をお求めの方は、リンク先から紙媒体への変更を忘れずにお願いいたします。

簿記は会計行為におけるツールです。したがって、簿記を勉強することは、同時に会計を勉強していると言っても過言ではありません(厳密には違いますが)。しかし、一言に「会計」といってもなかなか馴染みがないし、イメージしにくい難解なものという印象が強いようです。そんな「会計」を、さおだけ屋を例に分かりやすく解説した本が『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という1冊です。

この本は2021年現在で、初版から15年以上経っていますが、いまだに会計を勉強する方へのオススメの本として紹介されることが多いです。

さおだけなんて、普段でもなかなか買わないものなのに、さおだけをトラックで売り走っているさおだけ屋(最近はめっきり見聞きする機会が減りました)はなぜつぶれずに存続しているのでしょうか。その疑問を例として、それに会計の視点で考えているのがこの1冊です。

簿記で学習した内容が身近でどう活用されているのか、また活用することでどのようなことが分かるのか、簿記や会計を学習する方にとっての原書にもなり得る1冊です!



簿記や会計をより深く、「本質から」じっくりと学びたい方にオススメ『世界のエリートがやっている会計の新しい教科書』

この本の大きな特徴は、簿記や会計を「貸借対照表(B/S)アプローチ(資産・負債アプローチ)」によって解説している所です。このアプローチ自体の解説をすると長くなるので今回は割愛させていただきますが、これにより資産と負債の差額により利益を算出するという利益計算の基本から、一期間の純資産の変動と利益が一致するというクリーンサープラス関係といった応用まで幅広く学ぶことができます!

基本から応用まで学ぶことができるということは、今の自分のレベルに応じてこの本によって勉強出来るということなので、力試しだったり、知識を確認に使ったりなど様々な活用方法があるのも魅力的です!



財務3表(貸借対照表・損益計算書・CF計算書)のつながり、全体像を基本から学びたい方にオススメ『財務3表のつながりでわかる会計の基本』

簿記や会計は取引を仕訳・集計し、財務諸表を完成させるだけが目的ではありません。その作成した財務諸表を分析することで、他企業との比較や自社の戦略設定などに役立てることが大切です。その財務諸表分析に必要なスキルが、「財務3表のつながりを理解する」ことです。その基本から、豊富な図解で基本から分かりやすく学ぶことができるのがこの1冊です!

簿記や会計で勉強したことを使って読み進めることはもちろん、反対にこの本で学んだことを簿記や会計の勉強に生かすことも可能です(*^ω^*)!



簿記や会計で学んだ知識で、実在する有名企業の財務諸表を読み解くことができ、安全性や危険性を分析できる『会計士は見た!』

著者である現役の公認会計士の方が、実在する有名企業の財務諸表を分析し、様々なことを読み解いた1冊です!

誰でも分かりやすくまとめられているため、たとえ簿記3級程度の知識でも、それを使って実在する有名企業の財務諸表を分析することが出来るため、非常に読みごたえのある1冊ではないでしょうか(*^^*)

個人的に非常に好きな本であり、公認会計士の学習を始めた当初に読んでいた本の1冊です。この本には続編も出ていますので、興味があればぜひ手に取り読んでみてください!

なお、2冊セットも出ています!


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!少しでも興味を持った書籍が見つかれば幸いです!

なお、簿記3級のオススメの参考書をまとめた投稿も載せておきますので、興味があればぜひ(*^^*)!


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