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エニタイムフィットネス成長の背景

はじめに

筋トレ好きなら必ず知っているエニタイムフィットネス。全国47都道府県にあり、24時間どこの店舗でも利用できる会員制ジムで急成長しています。運営会社の株式会社ファストフィットネスジャパンは2020年12月に東証マザーズへ上場しています。今回は、そんなエニタイムフィットネスについて記載しようと思います!

フィットネスクラブの市場規模

何となく「健康ブーム」「筋トレブーム」ということを感じられる方が多いのではないのでしょうか。想像の通り確実に拡大傾向を続けており、市場規模で言うと約5,000億円です。

外食産業なら、ラーメン市場が約4000億円、牛丼は3400億円、ベーカリーショップは約4000億円。

傾向としては、エニタイムフィットネスのような特化型フィットネスクラブへあり方が変化しているように思います。以前は、ジムに併設してサウナやプールがあるジムが多くありました。このような大型店舗を都心に多店舗展開するのは難しく、さらに、店舗を維持するための人件費や水道光熱費など固定費が経費の中に占める割合が多く、経営における利益確保も大変です。

そこに海外から、特化型のフィットネスクラブの業態が日本にも入ってきました。
例えば「女性専用ジム」「24時間営業セルフ型ジム」「ホットヨガ」「パーソナルジム」など、フィットネスクラブがお客様の多様化するニーズに呼応し、今までの総合型フィットネスクラブの業態や取り組みから変化しています。

中でも「24時間営業セルフ型ジム」に分類されるエニタイムフィットネスが一番の成功モデルといわれています。

エニタイムフィットネスとは

○エニタイムフィットネスの特長
・24時間年中無休。
・マシンジム特化型で低価格。※1万円以下/月
・28か国4500店舗以上を展開しており世界全店利用可能。
・国内では現在全国47都道府県・860店舗以上・会員数55万人以上のネットワーク。

○会員構成
20~40代の利用が男女ともに90%以上を占めており、自己投資意識の高い健康志向のビジネスパーソン。男女比は、男性:女性=7:3。

『これまでのジムの課題点』
・利用時間が限られている(23時まで)
・自宅や職場から距離がある
・着替えやシューズが必要
・月会費が高い(1万円以上)

これらの課題を解決したのが24時間営業セルフ型ジムであり、エニタイムフィットネスでした。

当然、他にも24時間営業セルフ型ジムは多数存在します。しかし、どこもエニタイムフィットネス程のスピードで多店舗展開はできておりません。あくまで推測ですが1店舗のサービスで比較すれば大差はないと思います。ですが、エニタイムフィットネスは米国でのFC展開のノウハウを参考に一気に出店できたのが大きな勝因となりました。サービスとしては勿論ですが、投資対象として収益性があり魅力を示せている証拠です!ここまでくると後は陣取り合戦なので無敵な気がします。

まとめ

1店舗の仕組み化をすることはすぐに出来そうですが、やはり一から多店舗展開できるようサービス設計するのは難しいですね。FCの場合、加盟金,ロイヤリティ,商圏,仕入れなどがすべて絶妙な設計ができていなければ成り立ちません。FCで成功モデルが多くないのも納得できます。

かつては多数存在していたコンビニが3社に集約されたように、現在乱立しているフィットネスジムも3社程度になるのではないかと思っています。

私も理想の身体を目指して、たくさん利用させていただきます!

最後までお読みいただきありがとうございました(._.)

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