MaaSで変わる私たちの生活
おはようございます。Shunです。
本日も毎日日記を投稿していきます。
本日は6月23日。国連パブリック・サービス・デーです。
国連パブリック・サービス・デーとは、国際デーの一つで、公共サービスが果たす役割を周知するよう求められているそうです。
ということで、今回は公共サービス、特に仕事柄お話しやすい、MaaS(Mobility as a Service)に関する情報を発信していきたいと思います。
・MaaSって何?
・MaaS聞いたことあるけどよくわからない
・最新技術に興味がある
こんな方に参考となる情報を発信できるようがんばります!
それでは始めていきましょう!
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MaaSとは?
MaaS(マース)とはモビリティ・アズ・ア・サービスの略です。
直訳すれば「サービスとしてのモビリティ」ですが、一般的には「あらゆる交通手段を統合し、ワンストップで予約・決済・利用できるようにする概念」を指します。
あらゆる交通手段とは、例えば、電車やバスなどの公共交通機関をはじめ、タクシーやライドシェア、サイクルシェア、飛行機、船などで、これら交通機関の予約や決済を一つのプラットフォームに統合し、一つのアプリ上で行える様になるのがMaaSの魅力です。
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MaaS具体例
一例として、羽田空港から神奈川県藤沢市の江ノ島まで行く場合を考えてみましょう。
おそらく従来では、電車の乗換検索サービスを利用し、電車とバスの乗換候補の中から自身の優先順位(料金、時間、乗換回数)に応じて、適宜行き方を決定するかと思います。
これがMaaSの導入によってどう変わるのか。
まず、行き方の選択肢が増えます。
これまでは、電車とバスの組み合わせだけでしたが、これら以外にもタクシーやライドシェアといった別の交通機関も選択肢として増えます。
そして、これら全ての組み合わせの中で最適な移動手段を提案してくれるようになります。
そして、予約や決済システムが一括管理されるようになります。
例えば上の例で挙げたように複数の交通手段を利用したとしても、利用者はひとつのアプリケーションだけで支払いが可能になります。
イメージとしては、Suicaで全ての支払を済ませるといった感じでしょうか。
また、支払い金額が定額になります。
目的地までどの経路・交通手段を利用しても定額で決済されるということですね。
タクシー等は一部制約事項は含まれそうですが、定額化されるのはかなり魅力ですよね。
以上がMaaSの導入によって変わる具体例になります。
もしこれらが本当に実現すれば、私たちの生活はかなり便利になりますよね。
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MaaSのレベル
MaaSはサービスへの統合の度合いに応じて、5段階にレベルを分けています。
レベル別の基準を以下に掲載します。
レベル1:情報がデジタル化されて、複数の移動サービス情報がまとまっている
出発地と目的地を入力すると複数の選択肢を提供してくれるサービスを指します。
「ジョルダン」や「NAVITAME」が該当するかと思いますね。
レベル2:予約・決済がシステム化
同一プラットフォーム上で交通案内から発券・予約、支払いまで可能になることを指します。
単一交通手段でのサービスはあるため、他の移動サービスとの連携が課題になります。
レベル3:各移動サービスの料金なども体系化して統合
目的地に向かう際、交通手段関係なく料金が一律になることを指します。
電車やタクシーなどが定額で乗り放題になる可能性も出てくるというものですね。
レベル4:社会課題と結びつき、交通全般を最適化するシステム
これは、利用者へのサービスというよりもインフラの整備に関わる話ですね。
例えば、慢性的な渋滞が発生する地域では、走行車両を減らすためにバスなどの乗り合い可能な車両を多く走らせるなど、交通手段の在り方を変えることを指します。
結果的にはユーザーに快適な移動を提供することを目的としており、これは国家プロジェクトで推奨される最終形態とも言われているそうです。
以上がMaaSの段階的な到達目標になります。
ちなみに今の日本は『レベル1』と言われています。
レベル2は試験的に行われ、もうまもなく実現されるということですが、どう世の中が変わるのかが楽しみですね。
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MaaSサービス例
最後に現在開発・実証実験中のMaaSサービス例をご紹介したいと思います。
トヨタ自動車 e-Palette
MaaSといって一番最初にイメージするのがこのe-Paletteです。
e-Paletteは自動走行するバスというのが一番近いイメージだと思います。
乗り合いが可能で目的地まで無人で自動走行してくれる、いかにも近未来の乗り物ですよね。
また、将来的にはこのe-Paletteがお店になることも想定されています。
お店に行って買い物するのではなく、お店が私たちの近くに来て買い物をするという。
これまでの当たり前をぶち壊す素晴らしい乗り物ですね。
本来であれば、東京オリンピックでお披露目され、選手村の移動手段に使われる予定でしたが、残念ながらこれも延期されました。
いつ実用化されるかわかりませんが、楽しみですね。
my route
トヨタ自動車はe-Palette以外にもMaaSサービスを開発しており、それがmy routeと呼ばれるものです。
トヨタ自動車と西日本鉄道が2018年11月から福岡県福岡市で実証を行っているサービスです。
北九州を中心に提供しているサービスのため、北九州に在住もしくは旅行に行った際には使ってみると良いかもしれません。
トヨタ自動車以外には、JR東日本や小田急など、鉄道系の会社が積極的に開発を進めているそうです。
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以上がMaaSサービスの主な概要になります。
いかがでしたでしょうか?
いつ私たちの日常にMaaSが浸透するのかはわかりませんが、早く使ってみたいですね!
本日は以上になります。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
6月23日の記念日一覧
・慰霊の日
1945年6月23日に沖縄戦における組織的な戦闘が終結したことから。
・国連パブリック・サービス・デー
国際デーの一つ。2002年の国連総会で制定。
国連加盟各国に対し、この日には公共サービスが開発に果たす役割を周知するよう求めている。
・オリンピックデー
1894年6月23日に国際オリンピック委員会が設立されたことに由来。
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