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断片 無印良品のルームウェア

 無印良品で売ってた上下の部屋着、Tシャツにハーフパンツというもので、これが上下セットだというのに妙に安く売ってたので、何かのついでで買っておいたのだった。それを着てみればほら、この着心地はただごとではない。サイズが絶妙でなにやらエアリーである。これはなんだか楽である。ハーフパンツにポケットがついていないのが残念だが他はオーケー。いいものなので、気に入ったのでもう一着二着を買い足して、この夏はこういうゆるりとした感じでいってみたい。着心地よく気分よく、そうして執筆すればよい。日々着るものに気をつけてみたいのがここんとこの私の気分です。

 アマゾンベーシックのノートにひさびさに書いてみれば、興が乗って六ページほどビッシリと埋めてしまった。何をこんなに書くことがあるのか知らんが。目が疲れた。手と肩と腰と背中が痛い。とりあえず目薬を差してストレッチをしてキューピーコーワを飲んで、と回復に努める。健康体でこの先もやっていきたいものですから、体の不調には気をつけたいですなあ。運動不足もどうにかしなきゃいけないところ。散歩とかすればいいんじゃないの。なにもこないだのように一万歩を超えることはない。二千歩もやれたら十分でしょう。散歩の効用はいろんな人がいってるものだし、私も歩こう。古代ギリシアの賢者たちも歩きつつ議論したそうだ。そうなんですねー。

 五月も半ばですか。早いもんだ。もう暑くてそろそろ半袖だけど、今年は春の服をわりと着られたような気がする。ジャケットとかフーディガンとか。そうしてあちこち出歩くということもね、いくらかはしまして。もうちょっと出ればよかったかもしれんな。多少の薄着でいまのうちか。梅雨になると雨ばかりでいかんよ。とりあえずぼちぼち衣替えを考えよう。Tシャツを引っぱり出そう。雪崩を起こしているクローゼットをなんとかしよう。この奥に衣装ケースがある。飛び出せ夏服。鬼のようにあるTシャツをなんでも選んで着ればいいわ。

 フィンジのクラリネット協奏曲を聴いた。クラリネットは最近好きな楽器で、これは曲によっていろんな顔を見せる。フィンジの曲ならばふんわりと天使の羽根のごとく広がる。いいものですなあ。他、モーツァルトの五重奏ではこちらもまた天国的な風景、ブラームスでは一転して人間の思いが生々しく出てくる。クラリネットがそれらすべてに対応できるというね、けっこうすごい楽器なんじゃないの。ピアノやヴァイオリンほどの主役っぽさはないかもしれない。それでもいい音色ではないか。と、思い出したんだけど、クラリネット協奏曲だけを集めた十何枚組かのボックスを積んでいるのだった。聴きなさいよそんな、アホみたいに積んでないで。

 読書のやり方を変えた。サボっていたのかなんなのか、もうあまりにも時間がない。読む条件などをグダグダいわずにとにかく読もうと。棺桶ぐらいのスペースがあれば読書はできるとディラードはいっていた。読まねば書けない本、というか書き始めるまでに読もうと決めた個人的な必読書がね、片づけなきゃいけないものとしてどっしりと私の目の前にあるのだった。予定していたような準備をすべてはできないかもしれない。でもまあやれるだけやろう。才能と努力と運ですよ。その三つがあればなんとでもなるというものではないかしら、という仮説を信念のように抱えて本日もガンツッパで読んでいる。



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