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旦那が腹膜偽粘液腫に罹患して1年7ヶ月で天国にいきました 2 【病気発覚】

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先日のブログを同病の方にも見ていただきました。わかっていた事ですが、旦那の腫瘍マーカーCEAの値がかなり高く驚かれました。病気発覚当初は腹膜偽粘液腫という100万人に1.5人になるという病気の衝撃で、腫瘍マーカーの事はほとんど頭にありませんでした…。


今回は、病気発覚の事を私の主観がどうしても入ってしまいますが、旦那が言っていたことや残してあったメモ等を元に書いていこうと思います。

【2020年4月〜7月】初期症状:お腹の膨満感

2020年2月頃からコロナが流行りだしましたね。
未知のウイルス…ステイホームと言われていた時期。旦那の身体には異変が起きていました。

お腹周りが太ってきていたのです。

自粛のせいで「コロナ太り」だと思っていました。最初は、腹筋しなきゃな〜と言ってて、でも次第にお腹は膨らんでいき、疲れやすくなり、圧迫感から段々食事の量も減ってきました、お腹を触ると少し硬いように感じました。

まさか太っただけで、100万人に1.5人の病気になってるとは思いませんよね?

6月まで旦那は病院に行くことを嫌がり…7月頭にようやく町医者に行ったと思ったら地元の大きい病院の予約がほぼ2週間後でとても長く感じました。

【ウエストのサイズ】
2019年人間ドック時 69cm
2020年6月人間ドック時 76cm
2020年7月手術直前 87cm
旦那は痩せ型。1年で約20cm増えました。6月から7月にかけてのお腹の膨らみ方は異常でした。最終的には、はち切れそうな位ポンポン。


この時少しでも早く病院に行けれたら…4月じゃなくても5月6月に病院に行っていたら…何か違っていたのではと、どうしても思ってしまいます。

病院が嫌、仕事が休みづらいから行けない等の理由なんて病気は聞いてくれません。命がなかったら何もはじまりません。どんな病気も早期発見が大事。空振りでもいいので、病院受診は惜しみなくしてほしいです。


【2020年7月中旬】腹膜偽粘液腫の仮診断。

町医者からの紹介で「消化器内科」での受診でした。

CTや血液検査等を受け最初の診察。
CTの画像には、「腹水のようなもの」がいっぱい写っていました。

この「腹膜偽粘液腫」は病院に行っても発見が遅くなるという話を耳にしたことがありますが、旦那の場合はかなり病状が進んでいた為
「消化器外科」の先生と相談されて「腹膜偽粘液腫」の可能性が高いと教えて下さいました。

確証に繋げるため、部分麻酔をしてお腹に注射を刺したらネバネバした粘液が出て来ました。
ずっと脂肪だと思ってたものが、実は増殖する粘液だったということです。しかも、粘液が固まって石灰化している所もあるそう。

それから、難病であること。
この病院では、診れないこと。
病院は近隣の癌センターでも診てもらえそうだが症例は少ない、専門の病院は全国に数えるほどで一番近くて滋賀県の草津総合病院(現:淡海医療センター)ということを聞かされました。

日を改めて、胃カメラや大腸検査をしましたが胃や大腸は異常なし。内臓を包んでいる腹膜の中が病気に侵されていました。

【初診時の腫瘍マーカー】
CEA … 6410.2ng/ml
CA19-9 … 5.0U/ml


そして、旦那は淡海医療センターへの受診を決めました。


【続 3】病院について


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