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人生のタスク その2 仕事、交友、そして

嫌われる勇気 No15 3つの絆

人生のタスク、それは、アドラー心理学の目標(行動:自立と社会との調和、心理:自分の能力と仲間意識)を達成するために向き合うことが必要な課題。それが、人生のタスク。

ひとりの個人が、社会的な存在として生きていこうとするとき、直面せざるをえない対人関係。それが人生のタスクです」と哲人。もう…、その通り…。

仕事のタスク

哲人は言います「どんな種類の仕事であれ、ひとりで完結する仕事はありません」。そうですね。この頃になると、青年は、ある程度、聞き分けが良くなります「たしかに」なんて言いながら聞いています。

哲人「距離と深さという観点から考えると、仕事の対人関係はもっともハードルが低いといえます。~仕事という一点で結ばれている関係であるかぎり、終業時間が終わったり転職したりすれば、他人の関係に戻れます」

そうですね。わかります。特に、私もそうですが、フリーランスのような形で色々な現場で仕事をしてると、現場現場で切り替えな可能となり、更にこの傾向が増します。

この段階の対人関係でつまづいてしまったのが、ニートや引きこもり、であり、「仕事を通じて、~無能の烙印を押されること、~が嫌なのです」との哲人に、青年が噛みつきますが、「反論は後回し」と、お座り。

交友のタスク

これは、仕事のように強制力が働かないが故に、踏み出すのも深めるのもむずかしい対人関係。そこで、哲人は問います「あなたには親友と呼べるような存在がいますか?」、青年「います。でも親友と呼べるかというと…」

哲人「友人が多いほどいいと思っている人は大勢いますが、はたしてそうでしょうか。友達や知り合いの数には、なんの価値もありません。~考えるべきは関係の距離と深さなのです」。「わたしにも、これから親友をつくることができますか?」という青年に対しては、「もちろんです。あなたが変われば周囲も変わります。変わらざるをえなくなります。アドラー心理学とは、他者を変えるための心理学ではなく、自分が変わるための心理学です」と哲人は言いました。

ダンバー数とSNS

少し横道にそれますが、皆さんはダンバー数という言葉を知っていますか?イギリスの人類学者、ロビン・ダンバーが打ち出した数値で、人間が円滑に安定して維持できる人間関係の数です。150人というのがその数になります。私の卒業した小学校が35人クラスが1学年4クラスでしたから、だいたいそんなもんとすると、まぁ、ギリギリ皆の顔くらいわわかる感じ。一方、Facebookのお友だちの数を見たら、312人…。関係の距離と深さでいくと、名前を言われても顔が浮かばない人は、かなりいそうです…。例え、名前と顔が一致したとしても、近く深い関係の人って、私の場合は、多分、片手で数えられる程度かも…。SNSの意味合いはいつも考えさせられます。

愛のタスク

については、ちょっとお腹いっぱいなので、また、次回にじっくりと。

おやすみなさい。


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