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もう一つの面には?

幸せになる勇気 No15 三角柱の課題

この三角柱は、われわれの心を表しています。いま、あなたの見ている位置からは、三つある側面のうち二面だけが見えるはずです。まずは、そこに書かれている二つのあなたの心を考えてみて下さい。
A「     」、B「     」

過去に縛られているのではない、「その不幸に彩られた過去を、自らが必要としているのです」と、哲人は、言います。

悲劇という安酒に酔い、不遇なる“今”のつらさを忘れようとしている。

青年は、あからさまに反応します。「いい加減にしろ、この鉄面皮め!〜あなたの言っていることは、すべてが強者の論理、勝者の論理にすぎない!」

“あからさま”なのです。私たちは、外からの刺激に反応して生きているといっても過言ではない。意識か無意識かに拘らず、私たちが強く反応するのは、その刺激に囚われている証拠。そう判断して良いでしょう。

ここで、哲人は、なかなか納得しない青年に、冒頭の三角柱の課題を例えとして出します。

まず、見えている二面は埋まりましたか?哲人は、「悪いあの人」と「かわいそうなわたし」と例示し、カウンセリングやその他広く相談事をする時、結局このふたつしか語っていないことがよくわかるといいます。

そして、「われわれが語り合うべきことは、ここにはないのです」と。

つまり、見えていない面について考えることが本質である、ということでしょう。

葛藤とは囚われです。解決しようがない二律背反に囚われて進むことをやめている状態です。そう、進まないことが目的となっています

見えない面になんと書いてあるか?

では、また。

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